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MOTHERHOUSE「アンティーク スクエア バックパック」作り手のこだわりが詰まった革カバン。

僕は出来れば、使うカバンはひとつに絞りたい。
今までリュックやショルダー、手提げのカバンなど色々使ってきました。
僕は手を使って演奏する「ハンドフルート」をやっていることもあり、手に負担がかからないリュックタイプをよく使うようになりました。

同時にいくつかのカバンを使っていて思ったのは「中身の入れ替えが大変」ということ…
例えば普段から絶対に持っていく財布、名刺入れ、鍵。あとペンケースとか。
カバンをいくつか使っていると、入れ替えるのを忘れて「財布を別のカバンに入れたままだった…」となってしまうのが怖いんですよね。

それに、複数のカバンを均等に使い分けるのもちょっと難しい。
「荷物が少ない時はこれ」
「荷物が多い時はこれ」
「この仕事の時はこれ」
という風にちゃんと使い分けられるなら良いんですが。
僕の場合はどうしても、普段使いのカバンが一番多く使うようになるんです。

なので僕は使うカバンをひとつだけに決めて使っていました。


僕が使っていたのは「かわるビジネスリュックmini」という名前のカバン。
使う頻度によって収納ポケットを分けることで、持ち運ぶモノを整理出来るビジネス向けのリュックです。
大きいモノから小さいモノまで入るので、普段使いや仕事のとき、そしてカメラバッグとして使う事も出来ていました。

しかし最近「もうちょっとオシャレなカバンが欲しいな」と思うようになっていました…
かわるビジネスリュックminiは、見た目もシンプルでなおかつ使いやすいカバンです。汎用性が広く、普段使いでもカメラバッグとしても使えています。
カバンをひとつに絞るなら、同じ使い方が出来るもっと凄いカバンは無いか…と探していたんですが…かわリュminiほどのカバンは見つかりませんでした。
それほどまでに、かわリュminiは万能すぎる!


ひとつだけ、使いたいカバンがありました。
マザーハウス「アンティークスクエアバックパック」です。
全面が革で出来たカバンです。
メンズ向けに作られていて、どこか可愛らしさも見えるように考えられたデザインをしています。

このカバン、あのモノグラフの堀口さんが使っていたカバンとして、とても人気があるカバンです。
僕も堀口さんに影響されているところが多分にあるんですが、このカバンに関しては買うのを長期間ためらいました。
さすがに”真似してる感”が強い気がするからです…
それに収納性・整理性を見ると、「かわリュmini」の方が上に思えるのでなかなか踏み切れませんでした。

それに僕はカバンを増やしたくない…出来ればひとつだけに絞って使いたい…
とずっと我慢していました。

しかし昨今、SNSには広告というものが散りばめられています。
このカバンについて検索をしていたわけではないんですが、最近やたらと広告で見かけるようになりました。
Twitter、Instagram、Facebook …
ふとした時にこのカバンが現れるようになり、気付いた時には普段からこのカバンのことを考えるようになっていました。笑
影響されやすい〜

決定打になったのは、このカバンのデザインをした「山口絵理子さん」の動画です。

山口絵理子さんは、このMOTHERHOUSE(マザーハウス)を立ち上げた方で、このカバンのデザインを手がけています。

広告や他の方の紹介では分からなかった、細かい魅力が動画で語られていました。
作った方の「どんなことを考えて作ったか」という話を聞けるのは貴重だと思います。

もちろん他に売られているさまざまなメーカーのカバンも、作り手の思いが込められていていると思います。カバンだけではなくて、色んなモノも。
僕はこの動画を観た時に、こういう思いが込められたモノを使いたいなと思うようになりました。
たくさん売れているモノ・色んな人が使っているモノというだけで使うのではなく、それを使うのは自分がしっかりと考えた結果であるべきだと思います。

このカバンを背負って、仕事や色んなところに行くところを想像すると、とても前向きな気持ちになってる自分が居ました。

気付いた時には、僕はこのカバンの魔力に魅入られていました。

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使い込んだような風合いの革カバン

前置きがとても長くなってすみません。笑
僕にとっては買った理由が大事だったので書きました。

こちらがアンティークスクエアバックパックです。
カラーは「アンティークブラウン」を選びました。

全面が革で作られた、四角くて自立するリュックです。
この革には「アンティークレザー」という名前があります。
使い込んだ革のような風合いになるように、オイルを染み込ませてから寝かせて作られているみたいです!
僕が革素材を好きになるきっかけになった「熟成レザー」と似ていますね。
また表面の”ムラ感”は手作業でつけられているらしく、お店に並んでいるカバンによって見た目も違うみたいです!すごい。

この四角い形もこだわりがあって、角の部分が立ちすぎないようになっています。
角が立てば立つほど男らしく、角が丸くなれば女性らしい印象になる。
このカバンは、男性が背負った時にも「どこか可愛らしさが残っている」印象にするために、計算された丸みがついています…!

”おてがみ”を貰ったような気分になった、封筒の中身

僕は実店舗ではなくオンラインショップで購入しました。
届いたダンボール箱はMOTHERHOUSE仕様、中身にはロゴ付きのてさげと、ケアに関しての封筒がありました。

手提げ…ショッパーというらしいんですが、すごくしっかりしていて普段から使えそうです。


特に、この封筒の中身が嬉しかったんですよ!

ついていたのは、ミニチュア写真で有名な田中達也さんのポストカード!
マザーハウスのカバンを使った写真です。
一目見た時に「こんなのつけてくれるの?!」と驚き…
田中達也さんは僕と同じ熊本出身の方なんですが、偶然なのか意図的なのか…


注文する時には、同時にプロテクションケアもしてもらいました。
撥水・汚れ防止のケアで、長期間安心して使っていくためには必須だと思い、つけました。
封筒に中に「完了証明書」がついていたんですが、日付が手書きだったんです。

手書き…手書きって嬉しいですよね。
印刷したものではなくて、直接この証明書を作ってくれた事が伝わってきて嬉しかったです。
封筒の中身は大事に仕舞っておこうと思います。


底面も他の面と同じ革になっています。
カバンを直置きすると一番早く汚れるのが底の部分ですが、出来るだけ綺麗に使いたいなぁ…

アンティーク調にほどこされています。

ジッパーや金具などには、アンティーク調の金具が使われています。
メインポケットのジッパーの引き手。


取っ手の金具。


肩ベルトの金具。

使い込んだ真鍮ぽい雰囲気があります。


表面にはジッパーポケットがひとつ。
このポケットは背負っている時にもアクセス出来るポケットです。


開けてみると、マチがあります。


大きく開けるとこのくらい。

使ってみたんですが、マチはありつつもちょっと薄めに出来ているので、ここに入れるものも薄いモノがいいかもと思います。例えば薄い財布とか、薄い名刺入れとか、カードケースとか。
2~3cmくらいの分厚いモノも入ることには入るんですが、表面の革の形がちょっと変わってしまいそうで怖いです。
今のところ、僕はキーケースを入れています。
すぐにアクセス出来るので、よく使うモノを入れるのが良いですね〜

中身はPCポケットに薄いポケットが2つ、ペン挿しが1つ。

メインポケットのジッパーは、側面まで大きく下がります!


開いてみるとこんな感じ。
マチが設けられていて、中身は見た目に反して結構容量があります!

中身はチェック柄。
このチェックはバングラディシュの腰に巻く服「ルンギー」をモチーフにしているそうです。
このカバンも色々なカラーがあるんですが、それに合わせたチェックの色を作って使われているみたいですね〜
カバンの外はカッコいいけど、中身はちょっとカジュアルな感じがして好きですね。


PCポケットは背中側にあります。僕の13インチMacBook Airは、ケースに入れていても余裕で入ります!(PCポケット:横幅・高さは25cm、厚みは1cm)
ここには「MOTHERHOUSE」のロゴも付いています。
覗き込まないと見えないくらい控えめなので、落ち着いた印象があります。


表側には薄いポケットが2つと、ペン挿しが1つ付いています。
ノートや名刺入れなどを入れるのに良さそうです。
僕は今のところ、財布とネイルオイルなどを差し込んでいます!
ペン挿しはまだ上手く使えていません…


中央の気室。
カバン自体はあまり分厚くないんですが、中身は結構広いです!
僕のカメラはフルサイズセンサーなので大きいんですが、グリップを上にして入れると余裕で収納できました!!(僕のカメラの高さは10cm弱)
日頃持ち歩きたいカメラが入るのは嬉しい!

背負いやすいように計算された肩ベルト

使ってみて一番すごいと驚いたのが、肩ベルトです。

僕が今まで使ってきたカバンは、肩ベルトにクッションがついたものがほとんどでした。
しかしこのカバンは、肩ベルトも一枚の革で作られています。

正直不安でした。
「シンプルなのは良いけれど、この薄さで使いやすいんだろうか…」と。

これがものすごく背負いやすくて、僕の身体にフィットしてくれました。
ビックリするくらい。

この肩ベルトは、実は真っ直ぐではなくて下に行くほど細くなっています。
微妙にカーブが付けられているんですが、このカーブがすごく計算されているんです。
ベルトはバックルで3パターンに長さを変えられるようになっています。
僕のものは真ん中の穴で留められていたんですが、とりあえずちょうど良かったのでそのまま使っています。

背中に当たる部分にもクッションが入っているようです。
なのでパソコンを入れていても背中が固く感じません…!

肩掛けにしてもいい感じ。

軽く肩掛けにしたときには、背面のポケットにもアクセス出来ます。


今のところあまり重たいものは入れていないんですが、少なくとも3kgくらいの重さにはなっていると思います。
カバン自体が1080gくらいあり、それにMacBookAirとカメラを合わせるだけでも3kgくらいになります。
その他にもガジェットポーチなどを入れているので、そこそこの重さになってしまいます。
ですが、背負いやすいおかげでこの重さなら気になりませんでした!

カバンの使い分け

僕にとって肝心の「今までのカバンとの使い分け」

左が今まで使っていた「かわるビジネスリュックmini」
右が「アンティークスクエアバックパック」です。

おぉ、大きさ同じくらいだ…
それはそれとして。

僕としてはこのカバンたちは、用途が違います。

かわるビジネスリュックminiは「二階層構造」になっているので、カメラと交換レンズ、その他の周辺機器やストラップなどを綺麗に分けて収納することが出来ます。それに汚れにも若干強いです。
だけど遊びに行く時にはちょっとビジネス向けな感じ。

対してアンティークスクエアバックパック。
こちらのメインポケットは「一気室構造」なので、モノをたくさん入れすぎると下に入れたモノにアクセスしづらくなってしまいます。
それにモノをたくさん入れすぎると型崩れも起こってしまいそう…
でも普段はそんなにたくさんモノを持ち運ばないから大丈夫。何しろカッコいいし、革カバンなので使い込み甲斐があると思います。

そこで、今までのかわるビジネスリュックminiは「カメラバッグ」として使っていこうと思います。
野球の写真を撮る時にはカメラと交換レンズを入れます。かなり重たくなるんですが、肩ベルトもクッションが十分備わっています。なおかつ、構造のおかげで重量が分散されるので、カメラやレンズ類を入れていても背負いやすくなっているんですよ!
しかもついでにMacBook Airまで入っちゃう。すごいカバンですよこれは。


アンティークスクエアバックパックは、それ以外の用途で使おうと思います。
仕事、打ち合わせ、お出かけ、そして遊び。
頑張ればカメラとレンズ類を入れて持ち運ぶことも出来るかもしれないんですが、僕は野球の写真を撮りに行くので、結構砂が舞うんですよね。
ちょっと汚れそう…。
なのでこの革カバンでは野球には行かず、それ以外の時にふんだんに使いたいと思います。

ちょっと気になっているのが、アンティークバックパックには小物入れのポケットが無いこと…
僕はネイルオイルやハンドクリームなどを絶対に持ち運んでいます。
かわリュminiには小物用のポケットがあったので重宝したんですが、このカバンにはありません…
ポーチなどを使って上手く収納しようと思うんですが、まだ模索中です。

抱きしめたいくらい気に入ったカバンです。

マザーハウスのアンティークスクエアバックパック。
実は使い始めてからちょっと経っているんですけれど、「良いカバンだね!」とたくさん褒めてもらえます!
持っているモノとかカバンが褒められるって、とても嬉しいです。

マザーハウスさんではケアや修理もしてくれるみたいです。
使っているうちにどこか壊れてしまっても大丈夫。修理して使いたいくらい、気に入っています。

抱きしめたいくらい気に入っているけれど、抱き締めちゃうと型が崩れてしまいそうだから我慢しています…


今入れているモノたち。
また近いうちに、カバンの中身紹介もやってみます。

1年使った経年変化

メインのカバンとして使っていて、その後1年経ちました。中身はいつも重たいんですが、普段からケアはこまめにしているので、その経年変化や型崩れなどを記事に書いてみました。

▶︎MOTHERHOUSEのアンティークスクエアバックパックを1年使った、形・経年変化・使用感のレビュー。


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