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「MOTHERHOUSE」本店に行ってみたら、人生観が変わるほどの素晴らしい経験が出来ました。

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僕が最近使い始めた、「アンティーク スクエア バックパック」というカバンがあります。

アンティークレザーという独特の風合いをした革が使われているカバンで、仕事や遊び、そのほかちょっとしたお出かけにも使っています。

僕が革製品を持ち始めたのは最近なんですが、ケアの方法があんまり分かってないんです。
オイルを塗るべきなのか、どうやって塗るのか、どれくらいの頻度で塗るのか、その他の手入れはどうするのか、傷がついたらどうするか、普段はどうやって扱ったらいいのか…

とにかく疑問が尽きません。

革製品は経年変化を楽しめると言いますが、しっかりした手入れをして愛を注いで使わなければ、ただ汚していってしまうだけなんじゃないか…

そういう不安が拭えないまま2ヶ月が過ぎました。

ちょうど僕は先週からHonda熊本の都市対抗野球の応援に東京に行っていたこともあり、実店舗に足を運べる状況にありました。
なので時間が取れた日に早速、メーカー「MOTHERHOUSE(マザーハウス)」さんの本店に行ってきました!

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「MOTHERHOUSE」本店へ行ってみた。

「MOTHERHOUSE」の実店舗は色々なところにあるんですが、本店は秋葉原駅の近くにあります。(東京都台東区台東1丁目10−7 ホーザンビル1F)

僕は熊本に住んでいるんですが、すぐ行けそうな実店舗が近くに無かったので、オンラインストアで買いました。
カバンに使われている「アンティークレザー」は、ひとつひとつが手作りで作られているので、風合いもひとつひとつ違います。
実店舗だとそれを自分の目で見て選ぶことが出来るんですが、オンラインストアで注文するとそれが出来ません。

ただ、やって来たモノを愛そうと思ってオンラインストアで注文することにしたわけです。


改めて、僕がMOTHERHOUSE本店に行った理由は

  • カバンのケアの方法を覚えたい
  • 「アンティーク スクエア バックパック」の形を保つ使い方を知りたい

というたった二つでした。

実店舗ではケアをしてもらったり修理をしてもらったり出来ます。ですがなかなか実店舗に来れない僕は、自分でもちゃんとケアが出来た方がいいと思ったんです。
形に関しても、日々使う中でちゃんと意識していた方がいいことはあるだろうなと思いました。

結果的に、行く前に知りたかったこと以上のことをたくさん教えていただけました…。

2ヶ月使った僕のバックパックの状態

(店舗で無料ケアをしてもらった後に撮影しています)

今の僕のアンティークバックパックはこんな感じ。
カラーはアンティークブラウンです。

オンラインストアで購入したときに、同時にプロテクションケアを施してもらっています。
ですが店舗の方でケアをしてもらうまで、手入れはしていませんでした。

そして、僕の使い方が悪いのではないかと思うのですが、少しずつ型崩れが起きてきています。

まずファスナーポケット近くの側面。

綺麗な直線と四角を保てなくなってきていて、凹みのような形がついてきています。

多くの人の悩み…宿命とすら言われている(と思っている前面上部の凹み。

結構カバンによって具合が違うみたいなんですが、僕のモノは最初からそこまで直線ではなかったモノでした。
ですがこれも使い方がよくなかったのか、凹みが少しずつ目立ち始めています。

上から見るとカーブを描いているのが分かりますね…


こんな感じで悩みがあり、革のケア以外にも形を保つ方法を聞いてみました。

その中でも僕が気になっていたことが、ホームページのこちらの写真。

Antique Square Backpack

こちらは「3年使用したアンティーク スクエア バックパック」だそうなんですが…
味もあるんですが、その前に形がすごくカッチリしていると思いませんか…??

僕もこんな風に使えるのかな…と思って、店員さんにこの写真を見せて聞いてみました。

そうすると、別の店員さんの”私物”と言われる、アンティークバックパックを奥の方から持ってきてもらえました。

(写真はありません。上記の写真をイメージしてください)

そのアンティークバックパックがとにかく素晴らしくて…
恐ろしいくらいの味わいがあり、形も四角い形を保ってしっかりと立っていたんです。
表面の濃淡もかなりの差があって、一目見ても”かなりの愛で使い込まれている”と分かるほど…
取っ手も綺麗なカーブを描いていました。

実はその方は、この本店の店長さんでした。

しかもその”私物のアンティークバックパック”は、なんと”型が入る前のモデル”だと言うではありませんか…!!


今販売されているアンティークバックパックは、前面などが凹みづらくなるようにと型が強くなっているリニューアル版なんです。
前モデルだと凹んでも仕方がないモノだと思っていたんですが…

店長さんのアンティークは、素晴らしく綺麗な形をしていました。
そして形を保っているから固いのかと思いきや、触らせてもらうと意外と革自体は柔らかくなっていました。世界七不思議です。

あんなに使い込んでいるのに、綺麗に使い続けられるなんて凄い…
店長さんは革が昔から好きらしく、革製靴も6足以上持っていて、いつもケアをしたり磨いたりしているほどだそう…


僕はとんでもないモノを見てしまい、一発でその方とそのカバン、そして周りの店員さんが語るマザーハウス愛に魅了されました。


「俺もこんな風に使いたい…!!!」


そう思った僕は次々に質問をしていったんですが、みなさんとても丁寧に、そして熱心に教えてくれました。

普段の扱い方

凹みなどは、中に空間があると起きやすくなってきてしまうみたいです。
なので、中の空間を埋めるように上手くモノを入れていくといいみたいです。
そうすることで内側から革を抑える形になります。
また前面ファスナーポケットにも、あまり分厚いモノを入れない方が側面の形を保てるようです。

僕の場合はいつも荷物がそこまで多くないので、ここはいい方法を見つけないといけないかも…


前面の凹みに関しては、まず前提として、使っていると革の自重で凹みやすくなってくるとのこと。
使っていると革も型も柔らかくなってくるので、ちゃんと気を配らないとそうなりやすいのかもしれません。

そして普段の使い方でも出来ることがあるそうです。
それは”なるべく吊らない”こと。

例えばバッグハンガーで吊ったりすると、どうしても上面・前面の革が引っ張られやすくなるので、凹みの原因にもなりやすいそう…
取っ手の部分にも1箇所に力が集中するので、取っ手の方も形が歪んでしまいやすいらしいです。

僕もバッグハンガー「Clipa」を使ったときに、やっぱり吊ると凹みやすいかもなぁと思っていました。

それに加え僕の場合、使わないときには部屋にあるフックの部分に掛けていたんですね。
使わない時は中のモノをほぼ抜いているので軽くなっているとはいえ、やっぱり吊るのはリスクがあるみたいです…
僕はカバンを2つ使っているので、もうひとつカバンを吊れるように家具を追加しようと思っていたんですが、ちょっと考え直さなきゃ。

クリッパはあるとすごく便利な道具なので、使えなくなるのは惜しいですね〜…
ですが、やっぱり革のためを思えば出来るだけ使わないようにした方が良いかも。
(一応保険として、中に入れています)

そしてカバンを背負わないときには、そのまま立てて置いておくのが良いそうです。

例えばこうして寝かせると…

こんなふうに肩ベルトが下敷きになってしまい、歪んでしまうそうです。
一時的になら大丈夫かもしれませんが、長くこうしていると確かに肩ベルトに良くないかも。
今はとても背負いやすいのに、背負いづらくなってしまったら嫌だもんね。


ちゃんと立ててあげられる場所を部屋の中に作りたいな…
お店に入った時なども出来るだけ置くようにし、どうしても…どうしても置く場所がない時だけクリッパなどを使って吊るようにしようと思います。

置く場所も綺麗な場所がいいそうです。
例えば地面だったりすると革が汚れてしまったり傷んでしまったりします。
なので、用意されているカバン籠やテーブルの上に置くようにすると、綺麗に使えるみたいです。

ケアの方法に関してはまた次回。

人生観が変わった気がする。

MOTHERHOUSE本店に行って、ケアの仕方や革の使い方について教えてもらいました。

最初は自分が知りたいことだけでも教えてもらえたらいいなと思っていたんですが、本当に熱心に教えてもらました。
最初に知りたかったこと以上のとても貴重な経験が出来、勉強になりました。


こうして使っているモノの実店舗に行くというのは初めてだったと思います。

そこで気付いたのは「自分で見て、聞いて、感じることが本当の自分の経験になるのだ」ということ。
今までちょっとした買い物をするときには、ネットでよく調べるようにはしていました。
ですがそこで得られる情報は、自分が検索できる範囲のことになってしまうことがほとんどです。
それで知った気になってしまうことも沢山ありますが、MOTHERHOUSEやアンティークバックパックについても同じことです。

今回店舗に直接足を運んで店員さんとお話をしたことで、自分で行動することが何よりも大切なのだと分かりました。
店員さんのこだわりやMOTHERHOUSEへの愛も聞けたことで、他の方のこだわりに触れるのが僕は好きなんだなという気付きもありました。


”大事に使う”というのは、そのモノのことを考えて長く使えるようにするという事なのかもしれないですね。
マザーハウスには色んな製品が並べられているんですが、店員さん皆さんの愛がとても凄いんです。
僕もそのこだわりを聞いていると楽しいですし、もっともっと聞かせてもらいたいくらいでした。

愛を込めたものには魂が宿るという話は、信じられると思いました。

店舗情報

MOTHERHOUSE 本店
(〒110−0016 東京都台東区台東1丁目10−7 ホーザンビル1F)

営業時間 12時〜20時(日曜:19時閉店)
定休日 不定休

次回

今回のことは全然書ききれないので、続きはまた次回お話しします!
次はこちらで購入したケア道具を少し紹介。

大阪本店にも行きました。

最近遠出することが増えてきたんですが、その地にMOTHERHOUSEがあれば出来るだけ訪れるようにしています。次に訪れたのが大阪のNU茶屋町にある大阪本店。写真もたくさん撮ってきたので紹介しました。

▶︎「MOTHERHOUSE 大阪本店」で、アンティークスクエアバックパックのケアをしてもらいました。

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