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黄金の糸、ジュート。その変遷が知れる「ジュート展」がMOTHERHOUSE本店で開催中。

自分が使っているモノに使われている素材は、どこで生まれたんだろうと考えたことはありますか?

最近僕が使っているMOTHERHOUSEのアンティーク スクエア バックパックというリュックは、素材も加工も、仕上げまでもがバングラデシュという国で行われています。MOTHERHOUSEという企業は、その国の素材と職人さんの技術をいかして「途上国から世界に通用するブランドを作る」という理念を一貫しています。

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そんなMOTHERHOUSEが「はじまりの素材」と呼ぶ、最初にものづくりに使った素材があります。

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黄金の糸、ジュート

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「ジュート」は、バングラデシュが生産量世界第2位を誇る素材。黄麻(コーマ)という植物から採取された、麻の一種です。元々緑色だった植物を成長させたあと、水に2週間ほど浸けて発酵。その皮を取り乾燥させて加工していくことで、黄金の輝きを放つ「ジュート」という糸になります。

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MOTHERHOUSEの代表・デザイナーである「山口絵理子さん」は、この素材と出会ったことがきっかけでMOTHERHOUSEを創業しました。途上国にもこんな素晴らしい素材と、素晴らしい技術を持った職人さんがいるのに知っている人が少ない。だからこそそれを世界に伝えていかなければとMOTHERHOUSEが始まったそうです。

ジュート展

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秋葉原にあるMOTHERHOUSE本店では3月3日から「ジュート展 〜黄金の糸、その変遷〜」が始まりました。バッグに使う素材としてだんだんとその製法が変わっていったことを、文字と素材、そしてバッグの展示で感じる事が出来ます。展示されているものは、実際に手で触ることも出来ます。ジュートが見た目よりもはるかに柔らかい素材だと気付ける機会になりました。

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アンティークスクエアバックパックに使われているアンティークレザーも、元々は牛の革。それも全てバングラデシュで生産された素材だそうです。僕もMOTHERHOUSEのことはまだまだ知らない事がたくさんあるんですが、ちょうど店舗に訪れていた社員の「ベラールさん」にも、展示と合わせて細かく教えていただけて楽しかったです。

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モノの背景を知ろう

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何か欲しくなる時は、見た目が可愛いとかカッコいいとか、機能的だとか、憧れているあの人が使っていたからという理由でも十分だと思います。

しかしこうして自分が使っているモノの背景を知れたら、今よりももっと愛着が湧くと思いませんか?
そのモノのルーツはどこなのか、どんな人たちの手を通して、どんな風に生まれてきたのかを実際に触れて知れる機会というのはとても貴重です。

ジュート展は、秋葉原にある本店のみで開催中です。まだまだ行われていますので、興味がある方はぜひ足を運んでみてください。

店舗情報

MOTHERHOUSE 本店

住所:〒110-0016 東京都台東区台東1丁目10−7 ホーザンビル 1F
営業時間:12時〜20時
TEL:03-5817-8699

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