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ネタバレあり「ガンダム 水星の魔女」シーズン1最終回(第12話)の感想!

シーズン1最終回(第12話)「逃げ出すよりも進むことを」
(ネタバレを含みます。)

どん底に突き落とされた一期最終回でした…
Bパートまで観て、えっこれで終わり!?って感じを出しておいてからのCパート…おおう…

1話〜11話までの展開から、最終回は「怒涛のガンダム感」が凄かったです。
模擬戦じゃなくて、ちゃんと戦闘はあるし、モビルスーツは落ちるし、周りの人が生きるか死ぬかを感じれるあの感じはまさにガンダム。

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しんどすぎる衝撃のラスト

「第10話」でスレッタとミオリネの関係どうなるの?って思わせておいて、「第11話」で安心させつつからの「人殺し」が重たすぎる…

モビルスーツ越しに人が死ぬのと、目の前で殺す違いが凄く出てたと思いますね。しかもマニピュレータで潰すインパクトが強すぎて…血のどろどろとした描写もむごいし、スレッタの笑顔が更にむごさを増してます。
「やめなさいっ!」の言い方からの行動も軽いし、迷いもなく潰してしまう思い切りが怖かったです…
そして転んで手にベトっと血がついたまま、それを全く気にせずに手を差し伸べるところも、狂気すら感じました。スレッタが血で汚れた子になってしまった…

スレッタは親の言いなりになってしまっていますよね。急に変わってしまったんじゃなくて、母親大好きっ子だったのもあって、小さい頃からそう育てられたから、実は元々ああなりえたってことですよね。「第1話」からの「カチューシャ」の描写とか。それが人を殺すことで顕著になっただけで…

プロスペラが目の前で躊躇なく殺しても、「目的のため(進むため)ならば何しても良い(殺しても良い)のよ」と刷り込まれてしまっていて、ミオリネの前で人を潰しても、本人にはそれが当たり前になってしまっている感じなんですかね。

迷ってしゃがんでるシーン。プロスペラが立ってるところと、スレッタがしゃがんみこんでるところが区切られている演出が、分かりやすいけれど、効果的でしたよね。血が飛び散ってるところへ一歩踏み出した時に、これからスレッタはたくさん人を殺していく子になっていくんだな…と僕は予感しました。

そしてミオリネの「人じゃないもの」を見てるような目が辛かったですね。今までスレッタに向けられたことのなかった目が、向けられるようになってしまった…
ミオリネを救うためにはああするしか無かったように見えるし、仕方ないのかもしれないけれど、スレッタの無邪気さと笑顔が余計ミオリネの拒絶を生んでますよね…

スレッタとミオリネの関係、今後どうなってしまうのか…
スレッタが間違いに気付くのか、ミオリネが気付かせるのか、他の人が気付かせてくれるのか…
最後はちゃんとしっかり答えが出て、良いところに収まって欲しいなぁって思いますね…

今回もコミュニケーションが大事だった

このガンダムは「コミュニケーション」がすごく重要な要素になってるとツイッターでよく見かけるので、僕もそのあたりに気をつけながら観ていました。

ミオリネとデリングが遭遇したシーン。ここも会話が少ないけど、なんだかんだデリングは、ちゃんと娘のことを想って行動したり発言したりしてるみたいですよね。
お母さんも「ノートレット」と名前も出たけれど、今後出てくるであろう、親の間でどういう決めごとをしていたのかに期待ですね。

グエルとヴィムは、もしかしたら戦う展開になってしまうかも…と思ってたらすぐにそうなってしまいましたね…
しかも手遅れになってしまった後に気付いたっていう…つらすぎる。ここももう少し会話が出来ていれば回避出来ていた結末なのかもしれないなぁと思って見ていて辛くなりました。
このガンダム、会話(コミュニケーション)が上手く行ってない人たちは、なんか関係も展開も上手くいってないんですよね。
グエルくんのスレッタへの想いの正体とかがまだよく分からないので、二期での行動が今後どうなるのか気になっています。

みんなを救たくて咄嗟の行動をとったニカと、マルタンからの不穏な疑念も、何かニカがやりきれなくて可哀想でしたね…
言うわけにもいかないし、ニカはどうするのかな…自分の行動のせいでみんなの命が危険に晒されてるわけですから、簡単には解決できないことになってしまいましたよね…
ところで何でそんなふうに協力することになってしまったんだろう。

とはいえ戦闘シーンは見どころだった!

久々の戦闘シーンは凄い作画でしたよね。よく動く!!ガンダム・ルブリス・ウル / ソーンの、しっかりガンダムしてるところも良かったです。
ルブリス・ウルに乗ってた「ソフィ」は、窮地を脱するためにスコアを4まで上げているシーンがありましたが、あの子も見境が無さそうなので、今後戦闘が激しくなったり身に危険が及ぶとスコアを5以上に上げてしまいそう…
自滅する形になってしまうキャラクターなのかな…それはそれでガンダムの怖さや脆弱性を表現する要素として必要なのかもしれないですが、やっぱりなんか良い感じになって欲しいですね。笑

そしてついに登場した「エアリアル(改修型)」!!
結構カッコいいけれど、前みたいなエアリアルの可愛さは無くなってしまって、兵器感が出ていましたね。丸かったデザインが少し角張るだけでも印象が変わってましたし、背負いものとか武装でも、兵器として調整されているなというのが凄く伝わってきました。腕直すだけじゃなかったんだ…

ガンダムって「カッコいい」とか「強い」とか「凄い兵器」みたいな印象が前に出がちなんですけれど、その説得力とか、周りの人間関係とか、その描写が本当に奥が深くて面白いんですよね。
最初はその強さにワクワクさせてくれるんだけれども、その後の「人を殺す道具」であることを見せつけられるところがすごくしんどかったです。

ただ武装はめっちゃワクワクしました!!あれバスターライフルだ!!!ヒイロ・ユイ大好きなので、ちょっと重ねて観てました。
あれ、ビームは戦闘向きの出力じゃないから緑色しているらしいんですが、もっと出力上げたらどうなるんだろう…恐ろしい子。

あとエアリアル君はスレッタのこと、今どう思ってるのかな…
「ゆりかごの星」を読んだ方は何か感じているかもしれないですが、もしかしたらスレッタがああなることも、エアリアル君は水星を出た時にある程度覚悟してるところはあるのかもしれないですね…

ショックは受けたけれど、見逃せないガンダムになった

「もう後に戻れない・取り返しのつかない」ということを感じた一期最終回でした。僕的に毎回の展開が凄く楽しみで、リアルタイムで追っているガンダム作品はものすごく久しぶりなんですよ。
二期の展開と、主題歌や劇伴がどんな感じになるか楽しみです!!
すごいアニメを作っていただいて、ありがとうございます。

水星の魔女シーズン2は、今年2023年4月からみたいです。

機動戦士ガンダム 水星の魔女 公式サイト

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来週、1月15日からは「機動戦士ガンダム 閃光のハサウェイ」!!
「水星の魔女」から初めてガンダムを観た方でもハサウェイを楽しめるように、予備知識を簡単に書いてみました!

ガンダム初心者向け「閃光のハサウェイ」予備知識!ハサウェイの過去や逆襲のシャアとの繋がりなど。

ちなみに、Spotifyで「水星の魔女」のサントラが2曲だけ聴けるようになっていたので貼っておきます!
今後は「Asticassia」みたいな曲の雰囲気が合わないくらい、暗い展開になっていきそうですね…

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