2023年2月12日に放送された「機動戦士ガンダム サンダーボルト」のテレビエディション第1話の感想を書きます。
「機動戦士ガンダム サンダーボルト」の舞台は、ファーストガンダムと同じ「一年戦争」です。テレビエディション全3話の時期は、一年戦争末期(宇宙世紀0079年12月末)あたりみたいです。
僕はサンダーボルト原作(漫画)を読んだことがありません。劇場作品は、2作あるうち「DECENBER SKY(1作目)」だけ観たことがあります。
OVAは1期(宇宙編)も2期(地球編)も、それぞれ全4話になっているので、全3話になるとOVAともまた分割が変わってくるようですね!
第1話「雷」
今作のあらすじ。
サイド4「ムーア」出身で構成された連邦軍の「ムーア同胞団」と、今は「サンダーボルト宙域」と呼ばれてるサイド4宙域に展開しているジオン軍の「リビング・デッド師団」の戦いみたいですね。
主人公は、ムーア同胞団の「イオ・フレミング」と、リビング・デッド師団の「ダリル・ローレンツ」の二人です。
ムーア同胞団は、かつてのサイド4宙域を取り返すため。リビング・デッド師団は、ジオンの要塞「ア・バオア・クー」への重要ポイントとしてのサンダーボルト宙域を自分達のためにしておくために展開しているみたいです。
「第1話」はほとんど戦闘シーン!!「閃光のハサウェイ」はラストに向かってボルテージを上げていく作りだったので、ハサウェイとの差がすごいと感じましたね。
ハサウェイもリアルな細かい描写が多かったんですが、サンダーボルトも細かく作画してあって、画面の密度が凄いです。モビルスーツの動きも機敏で、バーニアとかビームのエフェクトが綺麗ですね…
イオが乗る「フルアーマー・ガンダム」も速いんですが、ジムの段階から動きが速い!目が追いつかないですね…
Aパート
リビング・デッド師団のスナイパーが配置されたサンダーボルト宙域。ザクのモノアイが光るシーンから。「ぐぽーん」鳴らないんですね。
このサンダーボルト宙域、頻繁に雷が起こっているのは、サラミスとかスペースデブリの放電が激しいからみたいですね。
ジムのコックピットで、出撃前にジャズを聴くイオ。バチの動きからして描き込みが凄い…何か残像が見える。
ガンダムでジャズ使ってるのって結構独特ですよね。「THE ORIGIN」でもハモンが歌っていたりしたけれど、あれはジャズというよりはシャンソンなのかな…?どっちだろう。
普通はミノフスキー粒子のせいで電波が遮断されているけど、なぜかどこかから電波が流れてきてラジオが聴けてるようです。
モビルスーツが自分の目になって動くというイオ。今作は、モビルスーツが自分の身体になっているという表現が多いんですよね。ところで最初はガンダム乗ってないんだなぁ。
「サンダーボルト」は、一年戦争を舞台にしつつもパラレルワールドとして作ってあるので、モビルスーツのデザインも違います。
ジムもバックパックにサブアームがたくさん備わっていて、そこにシールドを装備しているんですよね。これはサンダーボルト宙域のデブリ郡から機体を守るためのシールドでもあるんですね〜。
モビルスーツ自体がものすごい速い速度で進むので、止まっているデブリにでもぶつかると機体へのダメージが激しいですからね。
そしていきなりスナイパーに撃ち抜かれるイオ。やられるんかよ!!スナイパーが遠くからでも見えるのは、バーニアの光を見てるからなのかなと思ったんですが、使っている「ビッグ・ガン」のスキャン範囲が広いからなのかな。
イオは機体を失ったけれど、運良くコアファイターで脱出。リックドムに近づけたのは、コアファイターがあったからですよね。接近には気付けなかったんだろうか。
名乗るダリルとイオ。ダブル主人公なんだなってのが分かりますよね。去り際にビッグガンを破壊していくあたりは徹底してるなぁ。この「ビッグ・ガン」自体にもスキャニングシステムと照準が備わっていて、モビルスーツと連動するみたいですね。
これが遠くからでも狙い撃てるくらい範囲が広いのかな。
母艦「ビーハイヴ」に帰還するイオ。これリックドムからは味方の識別信号も出てるんだろうか。
その頃、イオに殺された「フーバー・アイスラ」の遺体を持って帰ってくるリビング・デッド師団の面々。このフーバーという男はカーラ・ミッチャムという赤い髪の女性と付き合っていたみたいです。これ遺体袋に入れられているのはいいけれど、目くらい閉じてあげたらどうだろうか…と思ったのは僕だけか。
例のものとして、ビーハイヴには「FA-78 フルアーマー・ガンダム」が送られてきます。先ほどの戦闘でイオよりも上官のパイロットがいなくなってしまったことで、ガンダムはイオが受領することに。これは元々決まっていたのか、上官パイロットがいなくなったからなのか分からないんですが、任命した人はどうもイオがガンダムに乗っても落とされる事を見越して任命しているらしいですね…
イオ・フレミングという男は、サイド4「ムーア」元首相の息子なんですが、ボンボンって感じだからなのか、周りのメンバーからはあんまりよく思われていないというか、なんか嫌われてるっぽいです。
格納ボックスが開いてからの雷かっこよし。
ところでCMのコグナビ。やっぱりこれもお金かかってそうだ…
シャアとアムロの映像もボイスも、このCMのために作られているんですよね。すごいCMだ。
Bパート
必ずあのパイロット(イオ)を倒すと決意するダリル。寝床はカプセルホテルみたいですね。
艦内が狭いからなのか、パイロットだけあの寝床なのか、どっちなんだろう。
パプア級補給艦「ドライドフィッシュ」。そんなに狭そうには見えないけどな。
このダリル・ローレンツという男はパイロットとしてかなり優秀で、ビッグ・ガンの有用性はダリルの功績によるところも大きいらしいです。だから「撃墜王」って呼ばれてるんですね。
フルアーマー・ガンダムのテスト飛行をするイオ。どこから来てる鼻炎なのか分からないけれど、ティッシュは常備しないのかな…
ザク目線のガンダム。ここはまるで「自分の手足になってるようなイメージ」で良い表現でしたね。同時に、迫ってくるガンダムの恐ろしさも…
ガンダムって、第三者視点で見ることが多い気がします。なのでザクのパイロット(もしくはザク目線)でガンダムを見れる貴重なシーンなのかも。ガンダムが「白い悪魔」って呼ばれるようになった理由も分かる気がするなぁ。
そんなガンダムに対抗するために、リユース・サイコ・デバイスを搭載した新しい機体のテストをしているダリルたち。リユース・サイコ・デバイスは、パイロットの神経と機体を繋いで機体を動かすシステムです。まるで失った手や足の先があるかのように考えることで、脳が発する電気信号を機体がキャッチして、より自由に動くという仕組みのようです。
サイコミュを使った後の「インテンション・オートマチック」と似ているけれど、このリユース・サイコ・デバイスは「切断された手・足」でないと接続出来ないんですよね。
リビング・デッド師団は、戦争で手や足を失った兵士が集められていて、このシステムのおかげで戦えているという部隊です。
このシステム、よく考えると非人道的な側面が強いと思うんですが、「モビルスーツが自分の手足の代わりになってくれている」という見方もできるので、パイロットたちはもしかしたらどこか幸せすら感じているのかもしれないですね。
そういう意味では、ダリルもイオと違った側面で「モビルスーツという魔物に魅入られている」という見方も出来るのかな。
そしてトマト食べてるカーラ… 今観るとミオリネとの共通点っぽく見えますよね。
作戦期間が長くなりそうなので、艦内でも自給自足出来るように、食べ物を育てられるようになっているんだと思います。
戦闘を仕掛けるイオ。ガンダムの機動性はジムよりもさらにおかしいことになってますよね。この急制動はどう考えても身体に負担かかりそうというか、ぶっ壊れそう…
そういえば他作品の中村悠一キャラで、モビルスーツで無理な機動をする変態がいたような…
ダリルは、新型MSがまだ間に合わないので旧ザク(ザクⅠ)で戦ってます。イオは一機で来たのか…と思ったんですが、よく考えるとここまで接近できるのはイオのガンダムくらいしかないのかも。
絶対に撃ち抜ける!!ってタイミングで、ビームを雷が防ぐシーン。そんなことあるんだなぁ…
強い電気でメガ粒子が拡散されたってことなのかな。
超接近されてピンチのダリル。咄嗟に投げたクラッカーで難を逃れる。ここの演出がクラッカーと思えないくらい激しい!この旧ザク(ザクⅠ)に装備されてるクラッカーは、爆発するタイプじゃなくて照明弾みたいですね。あんな近距離で発光したら、機体も焼けつくんだな。目に良い悪いじゃなさそう。
というところで第1話おしまい。
次回は「水」
2月19日放送。
サンダーボルトは次回予告がちゃんと作ってありました。
ガンプラ再販されないかな…