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テレビ版「ガンダム 閃光のハサウェイ」第3話感想!劇場版からのカット多数。

2023年1月29日放送、機動戦士ガンダム 閃光のハサウェイ テレビエディション第3話「ランナウェイ」について書きます!
第1部の物語も後半。最終話にはどう繋がっていくかが気になるところでした。

第2話の感想も書いています。

テレビ版「ガンダム 閃光のハサウェイ」第2話の感想。エンディングの入り方が最高だった。

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第3話「ランナウェイ」

Aパート

第3話は追い込まれたガウマンのシーンからスタート。

前回は、後方からの反応にガウマンが振り向くところでエンディングでしたが、その正体は連邦軍の新型ガンダム「ペーネロペー」

こっちは落下しながらの戦闘しか出来ないのに、自由飛行で四方から仕掛けてくるペーネロペーはやっぱり脅威!

その下ではハサウェイや市民が逃げ惑っています。
流れ弾も来るし、なんならライフルごと落ちてくる状況。戦闘中はああやって逃げても逃げ切れる気がしなくてすごく怖いですよね…

ビームが飛び散って、消火栓が溶ける。
「∀ガンダム」でも似たような描写はあったけど、閃光のハサウェイはもっと新しい描き方になっているというか、作画が極まってる感じがしてとても新鮮。

メッサーの下に回り込むグスタフ・カール、ブースターをやられるメッサー。落ちていくしかなくなります。

このシーン、人々の悲鳴が痛々しいですよね…
モビルスーツが落ちてくるのも、弾が落ちてくるのも、悲鳴と相まって怖すぎる。人間に対してのモビルスーツの脅威さがよく表現されていると思いました。

閃光のハサウェイは今まであまり目にしなかったような新しい表現が多くて、ひとつひとつのシーンの密度が高いです。ビームで周りの木が焼けてるのもリアルです。

地上での戦闘に移ったシーン。足元を逃げ惑うハサウェイたち。モビルスーツが吹っ飛ばされてくるのも凄いですよね。いつ自分が下敷きになってもおかしくない…

ビルが潰れるシーン、グスタフ・カールは特別に重たそうだけど、そもそもモビルスーツ自体が重たそうなので、乗ったらビルくらい簡単に潰れそうですよね。ちなみにグスタフ・カール00型の全備重量は60トンらしいです。やっぱ重い。

グスタフ・カールに囲まれて、ついに行動不能にされるガウマン機。背部にビームサーベルを刺された後から火花が散る。ここすごく綺麗ですよね…

Gundam hathaway tv 3 1

自分のミスで、自分や街どころか仲間にも被害を出してしまったハサウェイ。すごくしんどいシーンだと思うんですが、それとは裏腹に綺麗な表現がされていて面白いと思いました。

ケネスに「大佐!」と向かっていくギギ。ハサウェイは、クェスを止められなかった時をトラウマ的にフラッシュバック…。ハサの顔も当時みたいに幼くなってます。

Gundam hathaway tv 3 2

車から降りるクェスにハサウェイは反射的に手を伸ばしてるんですが、逆襲のシャアではこの手は描写されてないんですよね。身体がちょっと動いているくらい。
「逆襲のシャア」でのこのシーンでは、クェスをカメラが追っていってハサウェイはフレームアウトしてたので、もしかしたら画面外では手を伸ばしてたのかもしれないけれど、「閃光のハサウェイ」ではタイミング的に車を降りた瞬間に手を伸ばしてるんです。
なので僕的に思ったのは、ハサウェイはこのトラウマ的瞬間を夢で繰り返し見るように何度も思い出してきたのかも…その度に止められないかと何度も手を伸ばしてるような気がするんですよね。個人的な解釈なので全然違うかもしれませんが!

連行されていくガウマン。目を逸らすハサウェイ。ケネスもそれを少し見てます。ケネスは少し不審に思っている可能性ありますね。

そしてふわーっと降りてくるペーネロペー。
ペーネロペーを初めて見た時、ウルトラマンに出てくるゼットンみたいだ!!と思ってたけど、発光パターンはゼットンで、音はキングギドラの鳴き声の一つをモチーフにしてるらしいです(ソース不明)。
発光したり音が出たりするだけではなく、シルエット的にも怪獣か化け物っぽいです。実際の挙動も当時からすると化け物だし…
パブロ・ウチダさんが描いた「閃光のハサウェイ」のイメージに映ってるペーネロペーも、モビルスーツというよりはやっぱり怪獣っぽいです。

Gundam hathaway tv 3 3

ペーネロペーから降りてくるレーン・エイム。ケネスに怒られるレーン・エイム。公式サイトの紹介によると、ペーネロペーの開発パイロットらしんですが、テストでの結果に満足して、まだまだ実戦の動きが出来ない感じのパイロットという設定になっているらしいですね。だからこそケネスからの評価が低くて、ハサウェイに任せてしまうぞと言っているということですね。

ケッサリア(?)に入って落ち着く二人。ハサウェイが、ギギから貰ったカフェオレ的何かの飲み口変えてるんですが、細かいですね。

ギギはすごい眠そう…
よくよく考えたら、夜中ですからね…

ハサウェイに「怖かったねw」っていうギギ…
さっきまで悲鳴上げてた人とは思えないくらい、なんかケロッとして、楽しんでる様子さえ感じました。

ここでCM。

Bパート

CM明けは、朝食を食べるシーンから。
ここは劇場版と比べて結構カットされています。
劇場版では基地の周りの被害が映って、ジェガンが放水して消火するシーンから、ギギが売店で選んだ服をハサウェイに見せびらかすシーンに繋がって、そのあと朝食になっていきます。
そのシーンのジェガンは貴重だったり、ギギがすごい楽しそうだったりするので、よかったら劇場版も観てみてほしいと思います。

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ケネスは引き継いだキンバレー部隊に、新しく「キルケー部隊」と名前をつけました。
「獰猛な男性を大人しくさせる魔法」を使う女神にあやかってつけられているらしいんですが、その女神こそギギだとケネスは言います。そして超絶セクハラ発言。サラッと言う〜…
このシーンのハサウェイのセリフ「嫌いだな、そういう言い方」という言い回しが、少し富野節ぽさあります。

そしてケネスの「お前が煮え切らないからだろう〜?」の顔が好き。からの「奥手だよな。昔こっぴどい失恋でもしたか?」というセリフは、ガチガチの地雷踏んでますよね。アニメ版「閃光のハサウェイ」のハサウェイは、クェスのトラウマがどれくらいのレベルなのかはまだちょっと分からないですが… 少なくともギギに重ねてしまうくらいですからね。やっぱりトラウマで、思い出したくないのは間違いないはず。

そしてここからの流れが結構大事です。

「いくら高い理想を掲げても、そんなに人を殺していればいつかはマフティーが犠牲になる」とハサウェイ。

このあと劇場版では、調査局のゲイス・H・ヒューゲストに引き続き調書を取られるシーンがあるんですが、テレビ版ではカットされています。そのシーンでヒューゲストは「マフティーのやり方はテロですから、最終的には支持されませんよ」とハサウェイに言います。やっぱりマフティーがやっていることは間違ったやり方で、いつかは報いを受けることになるということを強調しているセリフになっているんです。テレビ版でカットされてしまったのは残念ですが、やっぱり尺がキチキチなんでしょうね…

その後の空港ではマフティーの演説が流れています。マフティーは宇宙移民法を正しい方向に戻して、人類は全員宇宙に上がるべき。連邦にその反省を促すために攻撃をした。と演説しているんですが、一般市民からはテロリストにしか見られていません。
タクシーの運ちゃんとのシーンもありましたが、ハサウェイたちがやっていることと、世間との剥離がここでも表現されているんですね。
テレビ版でヒューゲストのセリフをカット出来たのは、この演説のシーンがあるからかもしれません。

時間まで街をとぼとぼ歩くハサウェイ。ダバオは観光地らしいんですが、なんか観光地っぽくないですよね…すごく寂れて見える。

砂浜で項垂れていると、雇われた少年がボートで迎えに来ます。
ここでエメラルダたちのボートと合流するハサウェイ。テレビ版では迎えに来た少年の「年上の女っていいんだってねぇ〜、いいなぁ〜」というシーンもカットされてました。

Gundam hathaway tv 3 4

一方、基地で調書にサインするギギのシーン。このペン回し、元々指示はなかったらしいんですが、ギギぽいからってことで入れたみたいですね。キレの良いペン回しだ…

さっきハサウェイと話してた時は、後ろの柱に馬のフィギュア?を飾ってたのに、ギギと話してる時はなくなってる…

やっぱやめたのかな。笑

バウンデン・ウッデンの愛人、ギギ。届けられてたホンコンの住所は無人だったという謎の答え合わせはあっさりと。

そしてギギとの会話で、ケネスはハサウェイの正体はマフティーかマフティーの関係人物だという疑いが深くなります。
この「ハサウェイに何を感じていた!?」とケネスが推理出来たのは、ギギの受け答えがおかしかったからです。「戦場にいる人間は験を担ぐ」とケネスが言うんですが、ケネスからしたら連邦軍人である自分達のことを言っているんです。
ただギギはハサウェイの正体がマフティーだと勘付いているので、咄嗟に「戦場にいる人間」にハサウェイを含めてしまっているんですね。ケネスはギギがハサウェイを連想したことを疑問に思ったので、推理する材料が揃ったんですね。

一方、仲間たちと合流するハサウェイ。月から送られてくる自分達のガンダムを空中受領する作戦を展開するという会話がされています。

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ここでハサウェイがスーツを着るシーンと、イラムの「オエンベリからの救援が入ってる→邪魔になっているのが分かっていない」という会話の流れがあるんですが、カットになっています。

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このシーンでは、連邦らしき潜水艦をキャッチしたアラートが鳴るんですが、そこもカットされているので、そのあとなぜ潜水艦の話をしているのかがちょっと分かりづらくなってしまっていますね。

ダバオ基地。
「俺たちはいつまでここで待機なんですか?レーン隊長〜」とからかわれるレーン・エイム。ここではセリフのあと、レーンが首を振るのはもう少し間があるんですが、テレビ版ではセリフとレーンの仕草が重なっていたので、テレビ用に調整されていたのだと思います。

そして立たせてあるペーネロペーの後ろ姿をレーンが見てエンディング。第3話は終了です。

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次回、最終話「テイク・オフ」
2月5日17時放送です!

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ちなみに劇場版を観てた人がみんな楽しみにしてるガウマンの拷問シーンはこの後すぐ。

テレビ版「ガンダム 閃光のハサウェイ」第4話(最終回)の感想!エンディングに新規カットが!

アイキャッチ・記事内画像:公式サイトから引用

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