僕が使っているカバン「アンティークバックパック」のケアや扱い方を教えてもらうために、MOTHERHOUSE本店へ行ってきました。
お店では修理のほか、無料ケアをしてもらうことも出来ます。
ですが僕は住んでいる場所の都合上、なかなか直接行くことが出来ないんですね。
なので今後のことも考えると、自分でもちゃんとケアが出来た方がいいと思いました。
お店ではケアや扱い方の他にも、色々な事を教えてもらえました。
その時の話は前回の記事をご覧ください…!
今回は、そのときに購入したケアの道具を紹介します。
まだちゃんと使っていないので、今回は紹介するだけです。笑
また使っていったときに、記事や動画に出来たらと思っています!
MOTHERHOUSE本店で買ったケア道具
豚毛ブラシ
豚毛で出来たブラシです。
カバンに使われている革は、生き物と同じで見えない毛穴がたくさんあります。
日々使う中でそこに汚れが溜まっていってしまうみたいなんですね。
プロテクションケアを施したりすることで、毛穴から中に汚れが入り込んでいってしまうのを防げます。
このブラシを使って革をブラッシングしてあげることで、その見えない汚れを落とすことが出来るみたいです。
「ケアとしては毎日やってほしいです」と店員さんは言っていました。
あまりにもやらなすぎると汚れが詰まり過ぎて取れなくなる場合もあるそうです。怖い〜…
ホコリだけではなくて本当に目に見えない汚れもあるらしく、毎日やることで汚れの蓄積を減らせるみたいです!
なので僕は寝る前にブラッシングをするようにしようと思います。
ハケなどと一緒だと思うのですが、最初に使う前に一度指で慣らして、余分な毛を落としました。
側面は少しカーブした凹みが付いていて、握りやすい作りです。
毛はサラサラではなく、若干固め。
Collonil Supreme Creame De Luxe
ドイツのコロニル「シュプリームクリームデラックス」です。
これは革に塗り込むオイルです。
最初から革にはオイルが染み込ませてあるのですが、革は日々使っていくことで油分が抜けてくるみたいです。
乾燥してしまうと革が固くなってしまい、ひび割れたりしてしまいます。
なので、きちんとオイルを塗って、栄養を補給することが大事みたいです。
どのくらいの頻度でケアしたらいいかよく分かっていないんですが、あまり長い期間にならないように気をつけます。
店員さんは、毎日でも1週間に一度でも大丈夫だと言っていた気がします。
店長さんがこのクリームを使って塗り込む様子を実際に見せてくれました。
塗り始めはマットなんですが、しっかりと塗り込んでいくことで革表面に光沢が出てくるみたいです。
Collonil ポリッシングクロス
シュプリームクリームを塗り込むときに使えるクロスも買いました。
店長さんは指で塗り込む様子を見せてくれたんですが、クロスで塗るならおすすめなのがこちらのクロスだそうです。
毛羽立ちが無いので、塗り込むときに繊維が残らなくていいそうです。
クリーム自体がかなり伸びるものみたいなので、使うときはクロスに少し出すくらいで良いみたいです。
Renapur(ラナパー) レザートリートメント
オイルはもうひとつ買いました。
こちらは「ラナパー」というモノです。
こちらもドイツ製で、日本の「花田」というメーカーが販売しているみたいです。
こちらも革に塗ってケアするクリームなんですが、店長さん曰くちょっと用途が変わるそうです。
こちらはかなりの容量があるんですが、値段的にはさきほどのシュプリームクリームと同じくらいなんです。ですが、容量はシュプリームクリームの方が少ないんですね。
シュプリームクリームの方が栄養分が多いらしく、しっかりとケアしたいときにはシュプリームクリームの方がいいそうです。
ラナパーも栄養が無いことはないと思うんですが、保護や艶出しに向いているモノみたいです。
(間違って覚えてたらどうしよう。)
塗るときには箱の中に入っているスポンジで適量を取って、薄く伸ばします。
塗った後もそのままにするのではなく、綺麗な布で乾拭きをします。
塗ることで保護層が形成されてツヤも出ます。
撥水効果も少し生まれるみたいです。
ただ説明書によると、やりすぎると革が柔らかくなり過ぎてハリが少なくなったりするみたいです…
カバンを使う頻度にもよると思うんですが、1週間に1回以下くらいの頻度が良さそうです。
僕は何かあればアンティークを絶対持っていくからなぁ…
レザーケアキットプラス
こちらは、汚れとプロテクションを一気に落とす「レザーソフトクリーナープラス 50ml」と、再び保護層を作る「レザープロテクションクリームプラス 50ml」のセットです。
スポンジとクロスが付いてきました。
スポンジはクリーナーを塗るときに使い、クロスはプロテクションを塗るときに使います。
僕のカバンは購入時に「プロテクションケア」を施してあります。
プロテクションが施されてあると、汚れが中に入っていきづらくなり、革の汚れやシミを防いでくれるんですが、徐々に層が古くなってきます。
まずはクリーナーを使ってその古くなった層と汚れを一気に落とします。
スポンジにつけてくるくると回すと白く泡立つみたいです。不思議。
塗ったものは綺麗な布で乾拭きして拭きあげます。
そのあとプロテクションクリームを塗っていき、再び保護層を作ります。
乾燥は48時間必要らしく、時間が経つことで初めて保護層になるそうです!
ドライヤーなどで無理に乾かすと革が痛むため、自然乾燥をさせないといけないみたいですね。
だいだいプロテクションは3ヶ月〜半年ごとに行うと良いそう。
実店舗になかなか行けないので、念の為自分でも出来るように買いました。
こちらはセットなので内容量は少ないんですが、単品販売だとサイズが大きいモノが買えます。
使う頻度は一番少なくなりますね。
備えあれば憂いなし。
長く使うために
こういったケアの道具があると、いよいよ本格的ですね。
革のケアってなんだか革が超好きな方しかやっていないようなイメージがあったんですが、僕もやるようにしたいと思います。
それにMOTHERHOUSE店長さんのアンティークが凄過ぎて…
ケアって本当に大事なんだと思いました。憧れです。
その他にもケアや革の扱い方について教えてもらえました。
カバンの形を保つために
- 中の空間をうまく使って、モノを入れる
- 中の空間が余っていると外の革が凹んでしまうみたいです。
モノを上手く配置して内側から支えるようにすることで、革の凹みを減らすことが出来るみたいです。
僕は持ち運ぶモノが本当に少ないので、どうするか悩みですね〜
- 中の空間が余っていると外の革が凹んでしまうみたいです。
- 使わない時は革を休ませる
- ずっと中にモノを入れたりしていると革が伸びたり無理をしたりすることもあると思うんですよね。
僕はいつも家に帰ってきたら、アンティークの中身をほとんど出して部屋の中に置いています。
カバンも吊るのではなくて置いておくのが一番良いみたいです。
鍵や財布などの置き場も作りたいですね。
- ずっと中にモノを入れたりしていると革が伸びたり無理をしたりすることもあると思うんですよね。
- ファスナーを開ける時は、一番下まで開ける
- カバンの中身にアクセスする時はファスナーを開けないといけません。
ファスナーは一番下まで下りる仕様になっているんですが、半端に開けて中身を出そうとすると革が無理をしてしまうんですね。
なので、開けるときにはファスナーをしっかりと最後まで下ろすのが大事です。
- カバンの中身にアクセスする時はファスナーを開けないといけません。
- 肩掛けは出来るだけしない
- リュックの肩掛けって結構カッコいいですよね。
僕の場合は汗をよくかくので、夏場は背中が蒸れやすいんです。なので肩掛けにしてしまう時もよくあるんですが、革にはあんまり良くないそうです。
肩ベルトが歪んでしまったり、カバンの片側だけに負担が掛かってしまうためです。
なので出来るだけ気をつけてみたいと思います。
- リュックの肩掛けって結構カッコいいですよね。
それから、折りたたみ傘の入れ方ですね。
革は雨に弱いので、折りたたみ傘を絶対に入れておこうと思います。
晴れだと思っていても、不意に雨が降ってくる場合があるからですね。
天気雨のときとかヤバいですよね。笑
僕はネットで見た知識で、カバンのガワとマチの隙間に入れていたんですが…
実はそれも革の形を保つためには良くないそう。そういう設計になっていないからみたいですね。
なので傘を入れるときには中に。
ただ僕の場合本当にモノが少ないので、中で倒れてしまうんですよね…
畳み厚が超薄い折りたたみ傘ならどうかな…と気になっているんですが、やっぱりマチの部分には差し込まない方がいいそうです。
また、防水スプレーの事も教えてもらえました。
僕は防水スプレーを使ったことが無かったんですが、使う場合は出かける前に吹くといいそうです。
ただスプレーも相性があるらしいです。
一度30cm以上離して、見えない部分に吹いて痕にならないか試した方がいいそうですね。
成長が楽しみ
MOTHERHOUSE本店で購入したケアの道具を紹介してみました。
まだブラシ以外は全く使っていないので、これから頑張ります。
成長してくれるように、ちゃんとケアが出来るようになりたいです。
また使っていて気付いた事があれば、記事か動画にしてみたいと思います!
店舗情報
MOTHERHOUSE 本店
(〒110−0016 東京都台東区台東1丁目10−7 ホーザンビル1F)
営業時間 12時〜20時(日曜:19時閉店)
定休日 不定休
次回
ケアのお話をさせてもらったあとに、MOHTERHOUSE本店をじっくりと回りました。
ただ情報量がとても多くて、時間が足りなくなってしまいました。
それでもあちこち写真を残したので、せっかくだから次回紹介します!