僕は鉛筆が好きです。
よく考えてみれば中学生の頃、使いやすいシャーペンとか、ガジェット感のあるカッコいい消しゴムとか、色々探していたのを思い出しました。
最初に持ち物でこだわっていたのは文房具だったかもしれない…
今はなくなってしまったけれど、近くの文房具屋にものすごく通っていました。
鉛筆の良いところは、やっぱり木であることと、太さ、濃ゆさですね。
楽譜に何か書き込む時も、鉛筆で書くと楽譜にアトが残りづらくてとても良いんです。
芯が折れた時に困らないように、筆箱の中には必ず何本か入れています。
力を入れなくても濃ゆく書けるように、4Bの鉛筆を使っています。
ただ最近は、書くこと自体が少なくなりました。
未だに楽譜に何か書くときは必ず鉛筆を使うんですが、何本かあるせいで全然消費しないんです。
でも一本だけだと不安。だから、使わなくても予備の鉛筆を入れていたんです。
そんな感じで鉛筆好きな僕なんですが、最近面白いモノを見つけてしまいました…これは是非とも紹介したい。
国産2mm鉛筆芯を使うシャープペンシル
「HIGHTIDE(ハイタイド)」と「北星(きたぼし)鉛筆株式会社」のコラボアイテム、「penco PRIMETIMBER BRASS(ペンコ プライムティンバーブラス)」
「penco(ペンコ)」というのはハイタイドの文房具ブランドだそうです。ペンギンのアイコンがとてもかわいい。
「北星鉛筆株式会社」では「大人の鉛筆」として販売されています。
この「プライムティンバー」は通常のタイプと、ペン先とノック部分に真鍮を使用した「ブラス」モデルがあります。
僕は「ブラス」モデルのホワイトカラーを買いました。
「ブラス」モデルでは他にも「ブラック、レッド、ネイビー」があります。
このアイテムの1番の特徴と言って良いのが、芯は鉛筆に使われている2mm芯だということ!
シャープペンシルなのでノックして芯をカチカチと出して使うんですが、書き味は今までのシャープペンシルのそれではありません。
書いていて太さが変わる鉛筆芯の感覚。美術部にいた頃からの癖なんですが、鉛筆って書きながらちょっとずつ本体を回して書くと、常に細い部分を使いながら書けるんですよね〜。それをシャーペンでも出来るとは…
そして本体には本物の木を使用!
「アメリカ産インセンスシダー」という木材で、通常のほとんどの鉛筆にも使われている木材です。
従来の鉛筆よりも1mmほど外周が太くなっています。そして先端とノック部分に真鍮を使用していることで、「本体は軽く、先端は少し重たい」というバランスに。
なので握り心地が良く、かつ疲れづらいという使い勝手を実現しています。
専用の芯削り器で、好きな太さに削ろう
面白いのが、芯だけを削る専用の削り器が付属しているところ。
電動鉛筆削りに差し込んで「ガガガガッ!」とやるわけにはいかないですからね。
フタを開けてみると、不思議な形の金属パーツが登場。
ここに芯を差し込んで、クルクルと回すと削ることが出来る仕組みです。
木材部分を削る必要がなく、芯を削るだけなので、力を入れなくても簡単に削れます。
しかし、急ですがここで注意ポイントがひとつ。
芯と先端を削り器に差し込むわけですが、このとき芯を長めに出しておかないと、先端部分まで一緒に削ってしまうんですね…
僕はそれに気付かなかったので、やってしまいました…
先端を削らないようにするための方法が二つほどあります。
ひとつは「ノック部分を回す」方法。ノック部分を回すと芯だけが回転するので、先端部分を削らずに芯を研ぐことが出来ます。
ノック部分を回して削る方法は説明書に書いてあったことなんですが、芯の部分を1cm以上長めに出しておいて、本体を回す事でも削れます。これが二つ目。
芯を長めに出す事で、鉛筆削り部分にブラスの先端部分が触れなくなり、芯だけを削ることが出来ます。
簡単なのはこっちの方法かも。
削るとこんな感じです。通常の鉛筆よりも、先端の角度が緩やかで安全そう。
削りかすは専用鉛筆削りの中に貯められます。
ある程度貯まったら、ひっくり返して捨てられます。
本物の書き味
僕が惹かれた「鉛筆の芯を使っている」という特徴が表れるのは、なんと言っても書き味です。
まずは適当に書いてみました。
引っかかりがなくてスラスラ〜っと書けます!
まさに鉛筆の書き味。
「プライムティンバー」と書いてみました。
ちなみに最初に付属している芯は「B芯」です。僕は4B鉛筆を使っているので薄くないかと思っていたんですが、ちょうど良い濃さですね。
替え芯5本入りの、紙パッケージ
pencoオリジナル「プライムティンバー用リフィル」もあります。
これは最近リニューアルして新パッケージになったモノで、中に替え芯が5本入っています。5本あったらかなりの期間書けますよね!
「HB」「B」「2B」「RED」の4種展開。「RED」は赤い芯です。
濃い芯が好きなので、「2B」を買ってみました。
パッケージは紙で出来ているんですが、すぽすぽするのが楽しいです。
芯の交換は先端から。
ノック部分を押したまま引っ張り出し、交換したい芯を差し込みます。
芯を比べてみます。
上が「B」、下が「2B」です。
肉眼だと色が違うようにも見えるんですが、写真だとあんまり分からないですね。
混ざると区別がつかなそうです…
「2B芯」を入れて、まずは削らずに書いてみました。
削らないと太いところと細いところが出来て書きづらいようですが、僕はこれでも良いですね。笑
鉛筆は書いていて太さが変わるところも良いんですよね。
今度は削った2B。
分かりづらいですが、一番上がB、真ん中が削ってない2B、一番下が削った2B。
Bと2Bでは、濃さはあんまり変わらないかもしれないですね。
4B芯を出すのは難しいのかな…出たらまた試してみたいです。
最初に入っていたB芯は、リフィルの中に入れておきます。
削った方を見えるように入れておくと、これがB芯だと分かるので良いかも。
ちなみに今の僕のペンケースの中身…
エグいくらいちぐはぐですね…
この鉛筆たちとプライムティンバーを交換。
ちょっとずつペンケースの中身も最適化していきたいです…!
今まで使っていた鉛筆は、家の中のペン立てに入れておこうと思います。
ペンケースの中身が整いました。
▶︎革と真鍮とアルミ。スリムな革のペンケースの中身。 | signature – シグネチャー
極上の鉛筆
HIGHTIDE(ハイタイド)と北星(きたぼし)鉛筆株式会社のコラボアイテム「penco PRIMETIMBER BRASS(ペンコ プライムティンバーブラス)」の紹介でした。
本体に刻まれた「THE WARMTH OF WOOD ON PAPER」には、「紙の上でぬくもりを」という意味が込められているそう。
本体の木と真鍮、2mm芯の書き味。込められた思いや名前の通り、極上の鉛筆という感じがしました。
しかもこれで本体が1,100円しかしないのが凄い。リフィルも5本入りで200円弱…。一度買ったら延々と使えるという事です!!
しかもシャープペンシルなので、使わない時は芯を引っ込めておけます。つまり鉛筆用キャップが必要ないんですよ!ペンケースの中も汚れづらくなって素晴らしい。
持っていても使っていても楽しい大人の鉛筆でした。