最近、DIYでクローゼットを作りました。
僕の部屋には押し入れがあったんですが、もっと有効活用しようと思った感じですね。しかもYouTubeを撮影した時に、背景として映っても大丈夫なようにしたいという目的もありました。押し入れの中を白く塗って、そこに突っ張り棒などでハンガーを掛けるところを作ったというもので、とても簡単な作りです。
そのときの様子は記事にも書いてるので、合わせて読んでもらえると嬉しいです。
▶︎LABRICOを使った、押し入れをクローゼット化する簡単DIY! | signature – シグネチャー
それで、クローゼットを作る時に、押し入れ感を無くしたかったので扉を取っぱらったんです。なので掛かってる服などが普段から見えてる状態になっているんですが、見えても大丈夫な工夫っていうのも色々あると思うんですよね。魅せる工夫みたいな…。
その方法に、“ハンガーを統一する”というものがあると思います。クローゼットにはシャツやパンツなどを掛けると思うんですが、大体は掛ける服によってハンガー自体が変わることが多いじゃないですか。うちも長いことクリーニング屋で貰ってきたプラハンガーを使っていたりしたんですが、シャツ用とパンツ用で形が違うので、気になり始めるととことん気になり始めてしまったんです。
しかもプラなので、経年劣化の問題もありました。特にパンツを挟むパーツが割れてハンガー自体が使えなくなることが多かったですね…。
ということでいつも通り前置きが長くなりましたが、今はこれらのハンガー問題がひとまず解決してます。今使ってるハンガーは1種類だけで、なんとシャツとパンツを同じ1本で掛けらるモノです。しかも丈夫なんですよ。
oneger
いま僕が使っているのが、「oneger(ワンガー)」というハンガーです。
これは「drip(ドリップ)」から出ている、金属製のハンガーなんですね。drip製品は僕もいろいろ持っているんですが、これも面白いアイテムです。
onegerは、一本の金属棒を曲げて作られています。かなりシンプルですが、意外と今まで無かったような不思議な形だと思います。
こんな感じで使っています。
DIYしたハンガーラックは、平安伸銅工業の金属製突っ張り棒を使ってます。こ質感がマットな感じの突っ張り棒なんですが、このonegerを掛けていると親和性がものすごく高いです!
onegerには白いタイプもあるので、使うハンガーラックや掛けるシャツによって使い分けると、さらに楽しそうです。
シャツの首元を伸ばさず掛けられる
onegerのシンプルな形は、理にかなっています。
途中で折り曲げられている部分には隙間が作られていて、この部分にスライドしながら掛けることで、シャツの首元を伸ばさずに綺麗に掛けられるんですよ。これがすごく良いんです!
Tシャツに限らず、首元が狭いものだと、ハンガーの端を差し込んでから首元をちょっと伸ばして反対側を差し込むことが多いと思います。だけどこのonegerは曲げて作られた隙間に滑り込ませることで、首元を伸ばさずにシャツを掛けられるんです。
同じようにすれば、ボタンを留めたYシャツをそのまま掛けることも出来ます。ボタンを留めて掛けられるとシャツのヨレが少なくなり、ピシッと掛けられるのですごく良いんですよね〜。
また肩に当たる部分も出来るだけ角が出ない丸みになっているので、シャツの肩が出っ張ることも少ないですね。
パンツをスライドして掛けられる
onegerはシャツなどトップスだけではなくて、パンツなどのボトムスも掛けられるようになっています。
onegerの下部分は横一文字のようになっているんですが、棒の先が端まで伸びているのではなくて、ちょっと空間が設けられているんですよ。この空間から折り曲げたパンツを差し込んで掛けられるようになっているんです。
取り出す時も、横から引き出すだけで取り出せます。棒の先端にはちょっとだけ返しがあるので、ハンガーが傾いたりしても不用意に落ちづらくなっています。
つまりこのoneger1本で、シャツもパンツも掛けられるようになっているんですね。僕はあんまりしていないんですが、セットアップなんかも1本のハンガーにまとめることが出来て、しかもパンツだけの取り出しもしやすかったりするみたいです。
アルミ製で軽い、Light版
onegerには、軽量化したタイプの「oneger light(ワンガー ライト)」というバリエーションもあります。
このoneger、鉄製なのでかなり重さがあります(245g)。買う時は5本セットなので、届いた時にはその重さにちょっとビックリしました。ただ重たいアウターなどを掛けたりするときにはハンガー自体の丈夫さが必要になってくるらしいんですね。それで鉄製にして、丈夫に作ったようです。
ただそんなに重たいシャツなどを掛けなかったり、あまりたくさんの服に耐えらえれないハンガーラックを使っている場合は、ハンガーの重さが気になることもあると思います。
そこでこのライト版があるわけですね。
▶︎引き出しをなくすハンガー「oneger light」5本セット / drip 公式オンラインショップ
ライト版は鉄ではなくアルミ製に変わっていて、87gになっています。持ってみると、明らかに重たさが違います。
onegerはブラックとホワイトの2色販売されているんですが、ライト版はグレーのみです。
昔、記事でも書いたことがあるんですが、今回はまた改めて書いてみたいと思います。
ちなみに前に書いた記事はこちらです。
▶︎drip「oneger light」を、“鉄版oneger”と比較して気付いたところ。 | signature – シグネチャー
滑りづらさがプラスされてる
形は同じですが、仕上げが若干違います。
鉄版onegerは、見た目よりも若干サラサラしています。一方ライト版は、鉄onegerよりもちょっとザラザラ感が出ています。
そこまで大きな差はつけられていないと思うんですが、“滑りづらさ”はちょっとだけ違う気がします。これによって首元が広いトップスなどは、滑り落ちてしまうことが少なくなっているんじゃないかと思います。
ただ滑りづらくなっていることで、シャツをスライドして掛ける時にも、ちょっとだけ抵抗があり、滑らせづらい気がしますね。(気になる人はそんなにいないかも?)
重たい服には向いていないかもしれない
軽くなっていることで、たくさん使った場合の全体重量はかなり変わってくると思います。ハンガーラックって固定がしっかりしてる丈夫なモノばかりではなくて、細身でミニマルなモノだったり、ちょっとだけ服が掛けられるような作りのモノもあります。なので鉄版onegerをたくさん掛けると、服の重みと合わさってハンガーラック自体が耐えられるかどうかという心配があると思うんですよね。
そこでライト版だと、たくさん掛けてもハンガーラックへの負担はかなり減らせると思います。
ただライト版は、鉄版onegerよりもすこし柔らかくなっています。Tシャツなどは気にならないんですが、パンツをかけた時に軽くたわむ感覚があるんですよ。鉄版onegerはかなり硬くて、パンツを掛けてもスーツを掛けてもなんともないんですが、ライト版はちょっとだけぼよんと揺れるような感じです。
これは最初のonegerが鉄製になった理由でもあって、やっぱり軽さを追求していくと、だんだん剛性が減っていってしまうみたいなんですね。
ただ、パンツを掛けたり重い服を掛けても、壊れてしまうということはあまり無いと思います。なので気にならない人は気にならないかもしれません。
しかも価格はどちらも同じで、5本セット2900円になっています。つまりどちらが劣っているという話ではなくて、完全に使い分けとか好みの問題ですね。
たくさん使いたくて重さが気になったり、あまり重たい服を掛けない人は「oneger light」。クローゼットが十分丈夫だったり、丈夫なハンガーが良い場合は「oneger」という選び方になるかもしれません。
統一感が出た
こうしてシャツとパンツのハンガーを同じモノで揃えられるので、ものすごく統一感が出ます!!
見た目も揃うし、使い方も同じなので迷わないところが良いですね。服を掛ける速度も今までより少し速くなりました。日常で服を掛けたり外したりというのはどうしても多くなってくる動作だと思うんですが、その時のちょっとしたストレスが減らせている気がします。
パンツも畳んで掛けるので、縦のコンパクトさが良いですね。
ぶつかると、音がするところが弱点かも
僕がこのハンガーで一番気になっているのは、ぶつかると音がしてしまうところ。特に鉄版onegerは、勢いよくぶつかるとかなり大きい音がしてしまいます。間違って落としてしまった時は、びっくりするくらいの音量です。
アルミ版は鉄版と比べて軽くなっているからか、ぶつかった時の音も減っています。
普段ちょっと揺れた時の音は、しゃらんしゃらん〜というような心地の良い音。ただ服を使ったり取り出したりして空きのハンガーが増えてくると、ハンガー同士が直接ぶつかるようになってきます。特に勢いよくぶつけたりするとぶつかる音が大きくなってしまいます。
僕も普段から、扱いにはちょっと気をつけないと…と思うことが多いです。
ベルト用のonegerも出て欲しい
こうして僕のハンガーラックにはonegerがたくさん掛かっています。シャツと合わせてパンツを掛けられるところが良いなぁと思っているんですが、同じように掛けたいのが“ベルト”です。
ベルトって置き場所が意外と無いので、出来ればパンツとかと並べておきたいんですよね。ただそのままパンツのように通すと、重さが奥の方に偏ってしまうのでonegerが傾いてしまいます。しかも何本も掛けると、一番奥のベルトが取り出しづらくなってしまったりもします。
まぁ構造上、onegerはベルトをかけるのには向いていないと思います…。なのでonegerと似た形じゃなくても、ベルトをそれぞれ取り出しできて、ミニマルで、onegerと並べられるようなベルト専用のハンガーがdripから出てくれたら、欲しいかもしれません。
よくセールもやってる
ということで、dripのonegerと、oneger lightを紹介してみました!
シンプルながらかなり凝った作りなので、5本で2900円。これなら普通の百均ハンガーでいいかもと思ってしまうかもしれませんが、やっぱり僕は統一感と、ミニマルさと、丈夫さがすごく良いと思っています。
シャツのかけ心地は、一度やってみるとちょっとクセになる感じで面白いです。
Amazonにはonegerのブラックとホワイトの両方があります。
ライト版は公式オンラインショップにあります。オンラインショップだと送料が掛かるみたいです。