ガンダムはただのロボットアニメではない。「閃光のハサウェイ」を観た感想

monopostを読んでいただいてありがとうございます!
高山大知(@daichihandfluteです。

今年6月11日に公開された機動戦士ガンダム 閃光のハサウェイ。
僕は地元に新しく出来た映画館で観たんですが、ガンダムファンにもそうでない人にも観てほしい映画でした…!
今までと違う表現がされていて、長いガンダムファンでも新鮮な気持ちで楽しめる作品なんじゃないかと思いますね。

何回か観に行きたいなって思いつつも結局一度しか行けず、Blu-rayの発売が決まった時に予約しようと思っていたんですが、発売前にまさかの各種配信サービスで観られるように…!!!

僕はU-NEXTを契約しているんですが、U-NEXTはかなりのガンダム作品の配信をしていて、閃ハサもU-NEXTで観れるんですね。
もちろん配信開始から即行で観たんですが、そのあと何回観ても全然飽きないんですよね。だんだんセリフ覚えてきた…笑

ガンダムって僕は小さい頃からずっと観ているんですが、ロボット好きじゃない人にも観てほしいなぁってよく思うんですよね。

なので今日は、その閃光のハサウェイの感想や魅力をちょっと紹介してみたいと思います。
今までガンダムを観た事がなかった方が、僕の記事を読んでガンダムに興味を持ってくれたら嬉しいです。

あらすじ

宇宙世紀105年。元々は人口問題・環境汚染を解決するために始まった宇宙移民。もちろん抵抗する組織や人種などもあって、それら統一するために創設された地球連邦政府だったはずが、今や特権階級だけが地球に住めるという規定を作ってしまい、権力がない人を宇宙に強制的に送還する人狩りを行なっていました。

その連邦政府に対して組織されたのが、マフティー・ナビーユ・エリンです。マフティーは連邦政府の高官を次々に暗殺。
今後アデレードの会議で可決されようとしている「地球帰還に関する特例法案」を廃案させるために活動します。

そのマフティーのリーダーは、かつてアムロ・レイやカミーユ・ビダン、ジュドー・アーシタといったガンダムを載せた戦艦の艦長を務めてきた連邦軍大佐ブライト・ノアの息子、ハサウェイ・ノアでした。

閃光のハサウェイは求めていた”新しい”ガンダムだ

あらすじはとりあえずガンダムと閃光のハサウェイを観た事ない方向けに。
ここからは感想を。

閃光のハサウェイはもともと富野由悠季監督が書いた小説なんですが、僕は小説の方は読んだ事なかったんですね〜
アニメ化がなかなか出来ない作品だったというのと、ハサウェイが主人公だというのは聞いた事があったんですが。
色んな人がアニメ化希望していたんですが、僕はアニメ化が決まるまではそこまで興味はありませんでした。
制作決定してからは、楽しみで仕方ありませんでしたが。笑

観てからの感想としては「こういうガンダムが観たかったけど、それでいて新鮮だ」という感じでした。
映画館で観れたというのも大きかったかもしれないんですが、MS戦の時の表現や音響がすさまじかったですね。

新鮮だと感じたのは映像の表現の部分。

「市街地」のシーンでは、ビームが散ったときに路肩にある消火栓などが溶ける、MSが着地したときに草木が燃える、木の前でビームが通ると周りの木が燃えるなどという表現は、今までのガンダムには無かった表現だと思います。
今までのビームの表現といえば、MSや戦艦を破壊する、人を焼くなどといった結構大味の兵器だった部分が大きいと思うんですよね。
それが人間目線のもっとマクロな範囲を表現したのがとても新鮮で、かつビーム兵器というのはやっぱり恐ろしいものだなと感じました。


市街地のシーンではMS同士の戦闘から逃げ惑うんですが、すぐ近くに武器や砲弾が落ちてきたり、MSが上に乗ったことで建物が崩れてきてつぶされそうになったりして、「巨大な兵器や戦闘には抗うことが出来ず逃げるしかない」という状況を、音響やカメラワークを組み合わせることで凄い迫力で表現されていました。

あとは「ガンダム」に乗るまでの溜めがやっぱり良かったです。
3部作の第1作目である今作では、最後の最後にガンダムに乗るシーンが来ます。
普通のガンダム作品だと、序盤にガンダムに乗るのが普通。
閃光のハサウェイも今後の第2部や3部では最初からガンダムが出るようになっていくのかなと思うけれど(原作読んだことない)、最後の最後に一番盛り上がるガンダムに乗るというシーンを出せるのは第1作目の良いところかも。
序盤に乗るにしても、新しく乗り換えるにしても、やっぱり「ガンダムに乗る」というシーンは特別なんですよね。
「劇場版 機動戦士ガンダム00 – A wakening of the Trailblazer -」でも、刹那がダブルオークアンタに乗るのは最後でしたが、それまで溜めて溜めて溜めて一気に解放!!という感じが良いのです。
ガンダムに乗るというのはいつだって、流れや何かが変わる意味のあることなんですね。

キャラクターの演技も良かったです。
主人公のハサウェイは小野賢章さん。ハサウェイというキャラクターは前作の「機動戦士ガンダム 逆襲のシャア(1988年)」にも登場しましたが、その頃の声優は「佐々木望さん」が務めていました。
その後もガンダムのゲーム作品などで小説版の閃光のハサウェイが再現されるときにも、引き続き佐々木望さんが担当していたんですね。

なので今作が制作決定された時にも当然佐々木望さんの起用が求められていましたが、新しく起用されたのは小野賢章さん。制作発表の生放送のあとはかなり反対する声がありましたね。逆シャアの続きならそのまま佐々木さんのハサウェイが観たいと。原作小説やゲームでファンになった人はよりそういう思いが強く、閃ハサがアニメ化した際には佐々木さんのハサウェイが観られる!とずっと期待していたからだと思いますね。
僕も映画を実際に観るまでは佐々木望さんのハサウェイが観たいなと思っていたんですが、その考えは見事に覆されました。

今作のハサウェイは自分がやっているテロ行為が間違っていることだと思いながらも行動しているんですが、小野賢章さんのハサウェイはその内面の暗い部分を上手く演じられていて、劇場版のハサウェイは小野賢章さんのイメージで固まりました。

ギギの上田麗奈さんも良かったですね。
原作小説のギギのことはあんまり知らないんですが、ゲームでは確か林原めぐみさんが演じていたような。
大人を演じているようだけど子供の部分が残っている、不安定でミステリアスなキャラクターが凄く上手く表現されていました。
ギギはニュータイプではないんだけれども、すごく勘が働き、思ったことをすぐに言ってしまうんですね。
序盤からハサウェイがマフティーだということも見抜いてしまうので、ハサウェイはギギの扱いに困ります。
またその思ったことをすぐに口にしてしまうのは無意識らしく、その発言のせいでケネスが「ハサウェイはマフティーの関係者だ」だと確信してしまうので、上手く物語をかき回している位置付けのキャラクターになっています。

ケネスは諏訪部順一さん。
原作のケネスもあんまりわからないんですが、ゲームに登場したケネスのキャラクターデザインとは大幅に変わり、女たらし味が強いキャラクターになっています。
ハサウェイとはギギと同様に月から地球に向かうシャトルのハウンゼンの中で出会いますが、シャトルの中での会話やタサダイホテルのシーンなどでハサウェイとの友情のようなものが築かれていくんですね。
結構ギギを取り合うようなそうじゃないような感じで進んでいくんですが、後半ではハサウェイはマフティーだと気付くので、今後の続編でそれがどうなっていくかとても楽しみですね。

ハサウェイは逆襲のシャアの時に死んでしまったクェスや、行方不明になったアムロの声を聞いたり会話しているようなシーンがあるんですが、あれはどうなんだろう。
ニュータイプというのは死者と交信出来るような表現がガンダム作品では出てくるんですが、ハサウェイもニュータイプだから会話をしているのか、それとも「頭の中に勝手に作ったクェスやアムロにハサウェイが勝手に喋らせている」のか…今のところどっちか分からないんですが、後者だとちょっとハサウェイくんはやばいですよね…笑


それでも逆シャアの時にクェスがシャアのところに走っていってしまうシーンが出てきたり、クスィーに乗り込んだ時にアムロが現れたのは込み上げてくるものがありましたよ。

ハサウェイはパイロットとしての技能が高いというのは観ていて結構意外でしたね。
逆シャアでクェスとシュミレーターの結果が並んでいたり、ジェガンに乗り込んですぐギラ・ドーガを撃墜してはいるものの、そんなにパイロットとしての能力があるイメージはなかったんですよね。


パイロットとしての技能が高いと上手く描いているシーンは、カーゴピサから飛び出してからすぐの戦闘シーンだと思いました。


普通は主人公側のガンダムやキャラクターの方をたくさん映して描くと思うんですが、このシーンでは連邦のガンダム(主人公から見て敵側)であるペーネロペーの方がたくさん出てきます。
ペーネロペーのパイロット「レーン・エイム」は、ケネスの命令によってコクピット内にマフティーの捕虜「ガウマン・ノビル」を乗せて戦うんですが、ハサウェイがクスィーガンダムに乗ってカーゴピサから飛び出して戦闘が始まると、ハサウェイやクスィーではなく、そのレーンの視点でしばらく進むんですね。
ガウマンが隣に居て「やられるぞ!!」とか「右ぃ!!」とか「上昇!!」とか言ってるんですが(笑)それが実はいい味を出していて、このシーンではまだクスィーガンダムの全貌は出ておらず「得体の知れないガンダムと腕の良いパイロット」というレーンの視点が、ハサウェイのパイロット能力の高さを上手く表現していると思いました。

欠かせないのが音楽。
作曲は澤野弘之さん。ガンダムシリーズではガンダムUCやガンダムNTなどを担当された方です。
今作の音楽はメロディーを少なめにして作っているらしく、あまり主張しすぎないように気をつけているそうです。
サントラで印象に残っているのは冒頭、ハウンゼンが地球に降下するシーン。キャプションと相まって演出にグッと来て泣きそうになりました。
シャアの反乱から12年。

あとは映像も綺麗でしたね…
今までのガンダムで一番綺麗だと思いました。
特にラストシーンの海。あれは多分実写だと思います(と思うくらい綺麗だった)

ガンダムを観たことなくても観てほしい作品

ここまで書いてきたんですが魅力が書き切れないですね。
あとからこの記事を読み返しても「あの話書いてないな」とか思うと思うんですが、多分それは尽きない。

閃光のハサウェイはまだ3部作の1作目なのでこれから続きが公開されていくんですが、今から観ても全然遅くないですね。
僕の母は閃光のハサウェイが初ガンダムだったんですが、面白かったと言っていました。笑
ガンダムを観たことなくてもすごくハマれるんじゃないかと思うのでぜひ!!
AmazonプライムビデオでもU-NEXTでも観れます。

こういう映画の感想を書くのって初めてなんですが、やっぱり難しいですね。すごく文章力が求められる。
書いていて、あれも書きたいこれも書きたいとなっていってしまって、上手く話の流れが作れないんですね〜
でも書く練習にはなるので、こういう感想みたいなものはこれからも書いていこうと思いました。


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