8月4日から公開されている「トランスフォーマー ビースト覚醒」を観にいきました!
上映時間は127分。内容は濃い感じだったので、あっという間に感じました。
ネタバレありですが、興奮が冷めないうちに色々書いてみたいと思います!
勢いで書いているところもあるので参考になるかは分かりませんが、興奮が伝われば嬉しいです!!
簡単なシナリオの流れ
オートボットと人間(ノア、エレーナ)、そしてマクシマルズが協力し、「トランスワープ・キー」を巡ってユニクロンの眷属たちと戦います(雑)。
ユニクロンは惑星を喰って生きながらえていく惑星型トランスフォーマー。「トランスワープ・キー」があればさまざまな時空に移動して惑星を喰えるので、眷属を使ってキーを追い求めています。
雑感としては…
今作は今までの実写版トランスフォーマー(通称ベイ・バース)とは世界線が違い、スピンオフ「バンブルビー」から続く話になっているんですよね。明確に世界線が違うとは明言されていないらしいんですが、オートボットが地球に来た目的やユニクロンの存在などを考えると、ベイ・バースと同じ世界線とは僕は思えないんですよね…
ベイ・バースは色々なところから設定を持ってきたところはファンにとって嬉しいけれど、作品が多くなって辻褄を見るのが難しくなってしまった印象(それでも好き)。新しい世界線ならば、このまま設定やキャラクターを丁寧に作っていって欲しいなぁと期待してます。
今作はオートボット、マクシマルズ、ユニクロンの眷属、ノアやエレーナ、その人間関係や家族など、登場した陣営やテーマは若干多い気もしたけれど、それでも上手くまとまっていた気がしました!!若干マクシマルズの登場が遅くて掘り下げも少ない気がしたけれど、人間関係やユニクロン、キーの描写などをするなら前半の時間は必要だなとも思いました。
今作の「マクシマルズ」は、アニメのビースト戦士とはちょっと設定が違うらしいですね。今作は動物型の姿が本来の姿らしいので、擬態するために動物の姿をしているわけではないということですよね。サイズも違いますからね…!
過去の実写版も気になるところはありつつ好きだったんですが、今作はまだ何回か観たい!!と思うくらいには気に入りました!前作「バンブルビー」を観てなくても全然観れるし、映画的にも成功して次に繋がって欲しいです!!
長くなりますが、特に印象に残ったところなどをガーっと書いていきます!!
全体的に良かったところ
まず、音響やユニクロンのスケール感がすごかったので、爆発は少なかったかもしれないけれど僕は全く気になりませんでした!迫力が凄い…。映画館が久しぶりというのもあるかもしれませんが!
ノアとオプティマスの心情や成長をリンクさせている演出が、丁寧に出来ていて分かりやすかったと思いました。一回一回の描写が少し長めに取られていることと、「そういうことを言いたいんだろうな」というシーンが何回か出てくるので、ちゃんと意識して観ることが出来たんですよね。
絵としても、カメラが揺れすぎずにキャラクターを捉えていること、トランスフォーマーのデザインが分かりやすかったこともあって、戦闘シーンや激しいシーンが観やすくできていた気がします!初めてトランスフォーマーを観る方はちょっと戸惑う気もしなくはないんですが、今までトランスフォーマーを観てきた方だったら格段に観やすくなったと感じるはずです!(ただユニクロンズ・スポーン?と戦うシーンはちょっとごちゃごちゃ感があったかも)
今までのファン(特にビーストファン)は声優の話やマクシマルズの話で盛り上がってると思うんですが、主人公ノア役の中島健人さん、ものすごくハマっていたと思いました!!トランスフォーマーファンらしいので、出演にも思い入れがあるのかもしれないですね。これからまたノアは出てくるのかな…?
特に印象に残ったシーン
・最初の子安武人…もといオプティマスプライマルのナレーションで始まったところ。ビーストファンだったので子安さんの演技も気になっていたんですが、最初にナレーションをするのがオプティマスじゃなくてプライマルだというところが「今回は重要なキャラクターだぞ…!」という感じも伝わってきて、泣けました。ビーストコンボイもよくよく考えたら、元々あんまりギャグかまさない(リターンズは除く)ので、シリアスな雰囲気でも違和感は全くないはずですよね。
・ユニクロンが惑星を喰うシーンのスケール感。現実味が無さすぎてエグい…
・キーが発動して、それを遠くから見つけるオプティマス・プライムの登場シーン。トレーラーが出てきて人型になるのは相変わらず興奮出来ていいっすね!!
・スカージの強さが表現されてたシーン。飛田さんの演技もウルベ…じゃない、ヴェイン…でもない、とにかく悪役らしくて良かった。特にプライムを跪かせてるところがマジで嬉しそう…
・スカージの挑発にオプティマスがキレるシーン。今作のプライムはちょっと悩み気味なんだけれど、そういうところで感情を出すのは相変わらずなんだなと、笑いを堪えるのが大変だった…!!
・遺跡の中でスポーンが後ろにいた!!ってシーン。前からくるかな..?と身構えてたらまさかの後ろかよ!!とマジで身体がビクッとなった。博物館のシーンでは驚かなかったのに、悔しい!!
・エレーナとプライマルが一緒に歩いて会話するシーン。やっぱプライマルでけーな…。もし後の作品でビーストメガトロン出てきたらやばいサイズになるんじゃね…?今度こそ太刀打ち出来ないくらいのサイズになりそうで、畏怖!
・ペルーでプライマルが崖や遺跡を駆け上がっていくシーン。よく考えたら今までのトランスフォーマーには出来なかったスピード感!!見せ場だ…
・エアレイザーが死んでしまったことで悲しそうにしていたプライマルを見るのは心が痛くなった…。都合良すぎるかもしれないけれど、ビーみたいに復活して欲しいとさえ思いました。ただ「もう残っている仲間はこれだけ」というマクシマルズの境遇からして、その命の重さを感じられたシーンでもあったと思いますね。
・マクシマルズのマキシマイズシーンを最後の最後まで取っていたのはすごくいいと思いました。そこまで膨らんでいた期待感が解放されたのが心地よかった!!
・バンブルビーが戦線復帰するシーン。機内に光が入ってきてビーの背中が見え始めるところ、ヒップホップが流れて、「ビー…お前…活躍したかったんだよな…!!!」と感情がグチャグチャに。そうこうしてたらいつの間にかナイトバードが死んでた…
・ミラージュの瀕死は、死んでしまったと思ってショックでした…。バンブルビーは予告を観て復活すると分かってたけど、ミラージュ死んじゃうの!?という驚きと悲しさ…からの復活!!
ミラージュとノアが融合していくのは、マジでアイアンマンかと思った!笑
ただ今までになかった人間側の戦闘シーンをやっていて、トランスフォーマーの新しい表現と戦い方だなと思えたので、良かったと思います。
・スカージ倒すオプティマスは、やっぱり顔面破壊大帝だな…と。(すっかりネットスラングに感化されてしまった)
・「ワンチーム」や「1人ではない」というテーマが最後に繋がっていったのも良かった。
・オプティマスを引き戻すノア、力強くね…??よく飛ばされないな…。
やっぱ無理なのか…と思ってたところに戻ってくるプライマルにグッと来たし、「宇宙を一つに!!」のセリフも、全ての生命の力を合わせて共通の敵(ユニクロン)を倒す!!というような感情がこもっているように感じました。こういうスケールの広さがトランスフォーマーの良さだなぁと思ったし、今までの子安コンボイからはあまり想像できないようなセリフだったような気がして新鮮さもありましたね。
・ベイ・バースの実写版で使われてきたオートボットのメインテーマが、そのシーンでの劇伴に混ぜられていてメガしらも熱くなった…!!
気になったところ
・マクシマルズの掘り下げ、特にチーターとライノックスの掘り下げが少なかったと思いますね…。チーターは喋ったからいいけれど、ライノックスは吹き替えだとセリフも無かったし…。観る前はマクシマルズがメインっぽいと思っていたので、プライマルとエアレイザーだけじゃなくてみんなをもっと分かりやすく活躍させて欲しかった気もしたけど、そうすると今度は尺が長くなって大変なのかも。
・ミラージュはいいキャラしてたし、ノアとのコミニュケーションが多い分、後半につれて相棒感が高まっていったのは良かったけれど、戦闘は少し弱く感じた。元々撹乱するキャラクターだと思うから、戦闘力はそんなに高くない設定なのかな…?ただノアと融合して一緒に戦えたので、そこでも「ワンチーム」のテーマを感じられたのは良かったです!
・マクシマルズの登場を待っていたから、前半の流れが少し長めに感じてしまいました。展開的にそうなると分かっていたから、映画の最初に一度登場させることにしたのかも…。
ちなみに最初に登場したマクシマルズのリーダー「エイプリンク」が大塚明夫さんだったことにまず驚いたんだけど、すぐに退場してしまったから贅沢だなぁと思いました!!
・トランスワープ・キーを探しに遺跡に行ったけど骨折り損で、結局プライマル達が原住民と守ってきたという展開のところは、遺跡のシーンは必要なかったようにちょっとだけ感じてしまった…。しかしクスコの現地の人が撮影に協力してお祭りのシーンを撮ったという裏話を聞くと、そういうひとつひとつが繋がってそれぞれのシーンに繋がっていっているんだとも感じました。物事はいろんな角度から見るべきですね!
・「G.I.ジョー」は観たことがなかったから、サプライズにおおっ!となれなかった…。トランスフォーマーと同じ「ハズブロ」のシリーズなんですよね。観とけば良かった…
今後に期待したいところ
もしかしたらストーリーが複雑になりすぎるかもしれないけれど、やっぱりプレダコンとほかのビースト戦士を出して、物語に絡ませて欲しいですね。ただプレダコンを出すなら、メガトロンとプレダコンのそれぞれのメガトロンの絡みをどうするのかというのは課題かも…。ライノックスは、次回作以降でしれっと喋っていても違和感はないと思うから、中村大樹さん配役で喋って欲しいです。
ユニクロンが出てきたことで予想はついていたけれど、スカージのセリフから「プライマス」も存在するらしいので、プライマスとユニクロンや、13人のプライムの話をもっと観たいですね。その際にオプティマスの伝説さをもっと掘り下げて欲しいです。そうしたら、プライマルがオプティマスの伝説にちなんで名前をつけたというセリフにもより説得力が出ると思うので…!
実はG1や他のアニメ作品をあまり観ていないので、トランスフォーマーの設定をちゃんと知らないんですよね…。「ビー覚」観て帰ってきてからトランスフォーマー熱がなかなか冷めなかったので、Netflixで「ウォー・フォー・サイバトロン・トリロジー」も一気観しました!!ここでも「宇宙を一つに」というセリフが多く出てきたので、トランスフォーマーには元々そういうテーマがあったのかな…?と思ったんですが、元々はロディマスコンボイのセリフなんですね。
オプティマスをプライマルとノア&ミラージュで引き戻すシーン、グッときました…
また時間があったら何回か観たいです!!
そしてDLXスケールのオプティマスやらプライマルやらも欲しくなってしまったね…
デジタル配信も開始。
2023年10月4日から、デジタル版の先行配信が始まりました。結局映画館には一度しか観に行けなかったんですが、自宅でデジタル配信版を観たらまた感想が出てきたので、記事に書いてみました。