こんにちは、高山大知(@daichihandflute)です。
僕はどこでも作業が出来るという気軽さが好きで、M1のMacBook Airを長く使っています。ただ最近はMacBookの画面をモニターに出力して使うことが増えました。外でやっていた作業をそのまま大画面に映したり、進めた作業をそのまま外に持っていけるのが良いですね。中身のデータの入れ替えをしたりしなくても良いのは、かなり便利です。
最近、画面出力でMacを使うために新しく買ったキーボード「Keychron K3 Max」がかなり良いです。MacBook Airだけを使っていたことで、しばらく無縁になっていたマウスとキーボード。最適なモノかどうかはまだ分からないんですが、今も打ち心地に楽しさを感じながら文章を打っています。
▶︎2台のMacをこの1台で。デスクを広く使える、打ち心地の良い白いキーボード「Keychron K3 Max(ホワイトモデル)」がやってきた。 | signature – シグネチャー
実はモニターにはMacをもう一台接続していて、キーボードの機能でデバイスの接続を切り替える必要がありました。Bluetoothを使って、1台でデバイスを切り替えて使えるというところも、Keychron K3 Maxを選んだ理由です。デバイス切り替えが出来るところはものすごく満足していたんですが、しばらく使ってるうちにある問題が発生しました。
接続が安定せず、とにかく途切れる
とにかく、接続が途切れるんです。
例えば、マウスカーソルを動かした時。カーソルを大きく動かしたり、ウインドウの操作をしたときにマウスを触るんですが、その後にキーボードの入力を上手く受け付けてくれなくなるんですよね〜。あとは文章を打った後、小休止を挟んだときにも発生します。
キーボードの右隣には、マウスを置いています。使っているのは、同じくBluetoothで接続したLogicoolのマウス「MX ERGO」
マウスとキーボード、どちらもBluetooth接続なので、もしかしたらBluetoothの電波干渉が起きているのかと仮説。マウスの方は、USB-Aに接続するレシーバーを使って接続してみました。キーボードはBluetoothで、マウスはUSB-Aレシーバーという状態。これならそれぞれ違う電波になるので干渉は起きないかと思ったんですが、やっぱりあまり状況は変わらず…。マウスを動かすたびに、キーボードの接続が途切れます。
何かファンクションキーを押したり、バッテリー残量を確認するショートカットを打ったり、もう一度Bluetoothの接続をしたら復活するんですが、やはり切れます。MacBookのBluetooth接続機器一覧にはキーボードが載っているんですが、入力されない状態です。
ブログを書くくらいだったら我慢できたんですが、特に動画編集の時のストレスがすごかったです。
編集中、キーボードではスペースキーを使って再生 / 停止を行います。テロップを入れたい箇所まで再生して、テロップを入れる時は停止。また進めるときには再度スペースキーを押して再生するという使い方です。微調整に矢印キーを使うこともあります。しかし、マウスで項目を選択した後はスペースキーが効かず…。再生 / 停止にならないので、止めたい箇所に何度も戻って、入力が効くまでスペースキーを押したりしていました。
編集中の動画が止まらないと音声が流れ続けることになるんですが、これがなかなかしんどいです…。
まだ1週間しか使っていないんですが、限界を迎えた僕。ついにBluetooth接続をやめました。
2.4GHz無線接続にしたら、ド安定した
実はKeychron K3 Maxには、Bluetooth以外にも接続方法があります。それはUSB Type-C有線接続と、USB-Aレシーバーを使った“2.4GHz”無線接続。2.4GHz無線接続は、Bluetoothよりも安定すると聞いていました。レシーバーを差さないといけないことに抵抗がありつつも試しに使ってみたところ…。
ド安定。
全く途切れなくなりました!!!
最近のデバイスって、なんでもBluetooth接続できますよね。僕もBluetooth世代なので、万能だと思っていました。むしろUSB-Aレシーバーって、Bluetoothが使えないパソコン用のオプションだと思っていたくらいです。ところがその認識がガタンと覆されました。
今まで途切れが発生していた操作をしても、止まりません。動画編集でも、見違えるほどストレスがなくなってしまいました。自分が操作したいと思ったときにちゃんと難なく答えてくれるって、なんて素晴らしいことなんだろう…。
ポーリングレートが違う
Bluetooth接続と、2.4GHz無線接続では、入力信号を伝える「ポーリングレート」が違うみたいです。
ポーリングレートが高いと、短時間でよりたくさんの入力信号を伝えることができます。それによって途切れず安定するということなのかもしれません。
KeychronのBluetooth接続は、80Hz~125Hz。対して2.4GHz無線接続だと、なんと1000Hz!!これはUSB Type-Cの有線接続と同じポーリングレートになっているみたいです。無線である以上、距離や障害物には影響を受けてしまいますが、モニターの前で使う僕の使い方だと全く問題がないですね。
ちなみに、元々買おうと思っていたKeychron「K3」の接続方法は、Bluetoothと有線の2種類になっていて、2.4GHz接続が使えないんですよね。K3は使ったことがないので安定性はまた違うかもしれませんが、2.4GHz接続が使えるKeychron「K3 Max」を選んで本当に良かったと思いました。
2.4GHzの弱点
長所もあれば、短所もあるもの。一応2.4GHz無線接続の弱点も書いておきたいと思います。
デバイス切り替えが出来ない
Bluetooth接続では3台までデバイスを登録できて、キーボードでファンクションキー「fn+1 / fn+2 / fn+3」を押して切り替えることが出来ます。
一方2.4GHz接続は、レシーバーを差しているデバイスに繋がる仕組み。Bluetoothと同じようにはデバイス切り替えが出来ないんですよね。切り替えるためには、USBレシーバーを差し替える必要があります。
ただ、USBレシーバーを差しっぱなしにしていても切り替える方法があります。
それは、モニターに備わっている「KVM」という機能を使う方法。
KVM
KVM(keyboard,Video,Mouse)は、モニターのUSB-A端子に繋いだデバイス(キーボードやマウス)の入力を、今映している画面のPCに出力することが出来る機能です。僕の使っているJAPANNEXTのモニターにもついていまして、マウスのレシーバーもKeychronのレシーバーも、モニターに差しています。そうすると不思議なことに、Type-Cで繋いで画面出力しているMacBook Airに繋がって使えるんですよ。
KVMが効かない…
本来だったら、モニターにマウスとキーボードのレシーバーを差しておけば、Type-C接続のMacBook Airに繋がったり、DisplayPort接続のMac Studioに繋がったりするはずです。画面を切り替えるだけで、今画面を映しているMacに自動的にマウスとキーボードが接続される形ですね。
しかし不具合なのか、いまKVMが上手く機能していないんですよね…。Type-Cで画面を映しているMacBook Airにはちゃんとマウスとキーボードが繋がるんですが、DisplayPortで画面を映しているMac Studioには繋がりません。
これがちゃんと切り替えしてくれたら完璧だったんですが…。
今の使い方:MacBook Airを2.4GHz、Mac StudioをBluetoothに
とりあえず、今一番たくさん使っているのはMacBook Airなので、MacBook Airは2.4GHz接続で使っていこうと思います。仕方ないですが、Mac StudioはBluetooth接続で使うしかないですね。
本来ならば、KVM機能がついているモニターを使うことで、2.4GHz無線接続でも、デバイス切り替えを出来るはずです。機能を含めてモニターを検討している方もいるかもしれませんが、残念ながらなぜか僕のモニターでは上手く機能していないので、2.4GHz接続とBluetooth接続を混合で使うことになっています。
安心してキーを打てる毎日になった
Bluetooth接続から2.4GHz接続に変えただけで、こんなに安定性が変わるなんて思っていませんでした。
Bluetooth自体は便利なので好きなんですが、今後はこういった接続の選択肢も見ながらガジェットを選んでいくことになるかもしれません。
ストレスがなくなっただけで、キーボードを打つ楽しさがより出てきたし、今回も最後まで記事を書き切ることが出来ました。YouTubeの方ではサクサクと作れるようにしているんですが、ブログの方では打つのが楽しくてついつい書き過ぎてしまいそうな予感がしています。