エキサイトシートで撮る東京ドーム、都市対抗野球大会の写真。今回は後編です。
良かったらこちらを先に読んでもらえると嬉しいです!
▷【前編】エキサイトシートで撮る東京ドーム。都市対抗野球、7月15日のHonda熊本の写真。
だいたい言いたいことは前編で書いてしまったんですが、今回は2試合目の日本通運戦でのHonda熊本の写真を紹介します。設定は変わらず、1/500のシャッタースピードです。
1塁側と3塁側で撮れるシーンが変わってくる
この試合のHonda熊本は3塁側だったんですが、今回は僕も3塁側に座ることにしました。席はエキサイトシートの3列目(相変わらず前が取れず)です。
1塁側と3塁側どっちに座るかや、撮りたいチームがどっちのベンチなのかでも撮れるシーンが変わってきます。そして席は移動出来ないので、どちらかに座るということは撮れない写真も出てきて、それを諦めないといけないということでもあります。
例えばホームインした時の選手の表情を写したいなら1塁側に座らないと撮れませんが、左バッターを正面から撮りたいなら3塁側に座らないといけません。
ベンチ側に帰ってくる選手の表情を撮りたかったことと、もしかしたらこの試合で弟が投げるかもしれない…と思ったので、今回は3塁側を選びました。
7月20日のHonda熊本
試合前の円陣。これを大きく撮れたから、ベンチ側(3塁側)に座って良かったなぁと思いました。
ただ、この試合もまたネットが大きく見えていて、やっぱり前列か…と悩みながら撮りました。
応援ビデオを観る面々。ここに座ったらベンチも撮れるかもと思ったんですが、これはネットと席が写ってるんですよね〜…
やっぱり思うようにはいかないです。
ただエキサイトシートは全体的にグランドに近いので、前を通っていく選手は大きく写せます。
試合中はあんまりアップに出来ない僕のレンズだと、このくらい大きく撮れるチャンスは貴重です!
先発の柳澤一輝選手。投げた後の吠え方や勢いがすごいので、今まではそういうところばっかり残してたんです。けど最近足を結構上げることに気付いたので、前から撮ってみました。
この試合ではピッチャーを撮る時にはネットが被りませんでした。ネットもボケるとは言え、ネット越しに撮ってるか直接撮ってるかではやっぱり画質が違いますね。
点が入った時のベンチ凱旋。こういうのを撮るならやっぱベンチ側もいいですよね…
1/500なので腕がブレてます。
それも良いんですが、よくよく見ると汗が飛んでるのも写ってます。
この席からバッターボックスを撮ろうとすると、ど真ん中にネットの太いところが入ってしまって、なんかもうアレでしたね…
太いところじゃなくてあみあみのところになると全然違うんですけれど、こういうのは座ってみないと分からないなと思いました…
4回から弟が登板。
ドームでの弟の登板を撮るのは2021年以来でした。
弟は右投げなんですが、また3塁側と1塁側で撮れ方が変わってくるんですよ。
投げる前や表情を撮るなら3塁側からが良いんですが、投げてる瞬間は腕で顔が隠れるので1塁側が良い時もあります。あとは投げた後のリアクションも、1塁側から撮った方がよく写せたり…
余談なんですが、ピッチング写真の水平を取るのがなんか苦手みたいです。現像しながら水平も直すんですが、直したあと見てたらやっぱり傾いてるなと。特にそれに気付くのがピッチングやマウンドの写真なんですよね。土が斜めになってるから、それに引っ張られてしまうんじゃないかと思います。
これも直したものなんですが、まだ右に傾いているような気もします…
3塁側に座ったことで、3塁コーチの川嶋コーチも大きく写せました。
ツバを掴んでなくて、掴む直前なのが惜しい。
古寺宏輝選手のスイング。凄いスイングだと分かるように写すなら、スローシャッターもありなんだなと実感しつつあります。これはそこまでバットはブレてないけれど…
日中でもスローで撮ってみたいですね。
3塁側にファールボールが来た時。
インパクトの瞬間。
この当たった瞬間はもしかしたらちゃんと止まった方が良いのかもしれないなぁ…
2点追加の時。カメラ席からだとどういう角度で撮れるんだろう…
そのあとをついてきた佐久長聖の後輩。笑
6回を三者凡退に抑えた時の弟。ガッツボーズがちょっとブレてて勢いがあるように見えて良いんだけれど、これは大きく写したかったなぁ…
でも1塁側のカメラ席やエキサイトシートだと、後ろ姿になって表情は写りづらそうですよね。
これを大きく写した方がいたら見たいな。
片山雄貴選手の登板。いつも登板時はお辞儀をするんですが、マウンドにボールが置いてあって、それが一緒に写ってるのがなんか良いですよね。
撮ってる時はボールまで写そうと思って撮ってるのか、撮った後に気付いたのかは分からないんですが、片山選手を左側に置いてるので無意識でそう撮ってるのかもしれないですね。
最近、いつの間にか設定が変わってることがよくあります。モニターに触れてしまってるのかなんなのか分からないんですけれど…
この写真は、いつの間にか1/100になったまま撮ったもの。走ってるというのがよく分かりつつ、北村さんだということもわかる…
試合中に流し撮りをするために設定変更するのって結構難しいんですよね…特に打った後は。バッティングは止めようと思って速い速度にしておいて、走り出したらシャッター速度を遅くする…。
これが出来たらもうワンランク腕を上げられるなと思うんですが、なんか撮ってる時は必死で追いかけてるので、そういう撮り方もあるということをまだまだ忘れちゃうんですよね。
その中で撮れてたこれを見て、次は流し撮りも出来るようになったら、もっと表現が広がるなと思いました。
昇っていくロジン。東京ドームの中は風がほとんど吹いてないので、ロジンは漂いやすそうですよね。
外だと逆光になってるときには煙がよく写ります。なのであまり光が強くない時には煙を写せないと思ってたんですが、これはよく分かりますよね。
背景が暗い色なので写せたんだなと後から気付きました。
ピッチング。
これちゃんと止まってるように見えるんですが、実は身体が若干ブレてます。ピッチングを横から撮る時に身体までちゃんと止めるなら、もう少し速くしないといけないみたいですね。
止まってるところを撮る時は、(手ブレしなければ)もう少し遅いシャッター速度にすると画質が上がりそうです。
蓑尾選手のガッツポーズ。
試合の割合の中で、シングルヒットというのがやっぱり一番多くなりがちだと思います。つまり、1塁側に選手が来ることが一番多いんですよね。ヒットを打った時のリアクションを撮りたいなら1塁側じゃないと遠くなるということです。
なかなか3塁側まで来ることって少ないじゃないですか。そしてホームインした選手の表情を撮る時も1塁側が良くて…
こういう写真を撮る時、分かってはいたけれども、座る席の選び方で全然変わってくるなと実感しました。
遠いなら遠いなりの絵の作り方を出来たら良いんですけれど、アップにしたいのに出来ないのはやっぱもどかしいですね。まぁそれを分かってて3塁側に座ったんですけれども!
しかし最後は応援席側に選手が整列。キャプテンを含めて写せました。
という感じで今回の都市対抗野球は終わりました。
今回の大会で思ったのは、もっと今までやってこなかった表現をどんどんやっていきたいなということです。それはスローシャッターだったり画角だったり色々あると思うんですが、ほかにもその場にあるものをもっと使ってみたいですね。
ただ、写ってる選手があってこそだというのは大前提です。その中で「この写真は高山大知にしか撮れないな」とか、「この写真は高山大知が撮ったんだな」って分かるようなものを残せるようになれたら、良いなぁ〜…(ゆるい)