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大音量アラートと長距離GPSで自転車の盗難を防ぐ、「AlterLock(Gen3)」レビュー。

僕はTOKYOBIKE 26という自転車を使っています。見た目はシンプルながら、8段変速がついている自転車です。

▶︎自分の街をもっと好きになれる。TOKYOBIKE 26。 | signature – シグネチャー

自転車本体も8万円強と、そこそこの価格。それにパーツを変えるカスタムなどをしていくと、またちょっとずつ高くなっていきます。もちろん乗るのもカスタムするのも楽しいんですが、僕としてはちょっと心配な面も出てきたんですよ。

それが、自転車の盗難。

ママチャリに乗っていたころはあんまり盗難の心配をしていなかったんですが、価格が高い自転車に変わったからか、ずっと乗りたかった自転車を買ったからなのか…。

ちょっとカフェに寄っている時でも、戻ってきた時には自転車がなくなっていないだろうか…という不安と戦うようになってしまいました。

もちろん鍵はつけています。ブログでもROCKBROSのU字ロックを紹介したんですが、僕はそれに合わせて盗難アラート&GPSのデバイスをつけることにしました。

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自転車盗難防止アイテム、AlterLock(オルターロック)

Alterlock gen3 1.

「AlterLock(オルターロック)」というアイテムがあります。これはアラート機能とGPS機能が内蔵された、自転車盗難防止のスペシャルなアイテムです。

盗難防止アイテムを色々調べていたんですが、たとえば自転車にGPSを付ける方法として、Appleの「AirTag」などのGPSトラッカーを忍ばせる方法があるみたいです。そのほかにも、GPS機能と合わせてアラート機能がついている、knog(ノグ)の「SCOUT(スカウト)」というアイテムもあったりします。SCOUT(スカウト)は自転車のボトルホルダーなどに取り付けできて、AirTagと同じようにAppleの「探すアプリ」で追跡できるアイテムです。

最初はこのSCOUT(スカウト)を買おうと思っていたんですが、ちょうどそのタイミングで、AlterLockの“Gen 3(第3世代)モデル”が発売されたんですよ!

AlterLockはSCOUTよりもちょっと高くて、しかも追跡するためには月額サービスに入る必要があります。ただその他の性能を比べてみると、携帯電話と同じ電波を使う方式によって長距離の追跡が出来ること、バッテリーがGen2から進化して3ヶ月持つようになったこと、デザインがなんとなくスタイリッシュなところが良いなと思ったので、今回は「AlterLock Gen 3」を買ってみました。

薄くなった本体と、特殊なネジ

Alterlock gen3 2.

Alterlock gen3 3.

「AlterLock Gen 3」に入っているモノ。

・本体
・シール
・専用トルクスレンチ x1
・専用特殊ネジ x2

充電はUSB-C。ケーブルは入っていないので、普段使っているケーブルを使います。

シールは「この自転車にはAlterLockを使ってるぞ!」と警告するような感じのシールですね。

Alterlock gen3 4.

AlterLockは、自転車に付いているボトルホルダーなどを取り付けるネジ穴を使って、そのまま取り付けられます。

付属のネジは特殊ネジになっています。元々自転車に付いていたネジを使っても取り付け出来ますが、付属の特殊ネジを使って取り付けると、トルクスドライバーなどを使わないと簡単には外せないようになります。防犯的には付属の特殊ネジを使ったほうが良いですね。

AlterLockと同じ色のネジになっているので、見た目も馴染んで良いと思います。

Alterlock gen3 5.

これは「AlterLock Gen3」の本体。フラットで細長いデザインです。

Alterlock gen3 6.

側面にはロック用のボタンと、ランプ。

電源ボタンも兼ねていて、長押しすると電源のオンオフやリセットができました。

Alterlock gen3 7.

充電端子も備わっていて、USB-Cケーブルで充電して使います。水の侵入を防ぐカバーが付いています。

本体は48gほどで、持ってみてもかなり軽いです!

アプリに登録して使います

Alterlock gen3 8.

「AlterLock」は、専用のアプリに登録して使います。iPhoneの場合はAppStoreで「AlterLock」と検索すると出てきます。箱の裏面には登録の手順も書いてあるので、登録は分かりやすくて簡単でした。

アプリからはロックを掛けたり、位置情報を確認したり、本体のアラート設定もできます。本体と合わせて自転車の情報も登録するんですが、自転車のメンテナンス情報を登録したり、AlterLock本体の充電時期の通知をスマホに表示したり出来ます。

まずはユーザー情報から登録

Alterlock gen3 app 2.

アプリにデバイスを登録する前に、まずはユーザー情報を登録して、アカウントを作るところから始めます。

メールアドレス、パスワード、性別、生年月日と、しっかりした情報を入力して作ります。

Alterlock gen3 app 4.

アカウントを登録したら、次はAlterLockのGPS機能を使うための「サイクルガードサービス」契約について。

AlterLockの追跡機能は「LTE-M」「NB-IoT」という通信方式で通信して、GPSの追跡をするようになっています。簡単にいうと、携帯電話の電波を使う感じなんですね。

たとえばAppleの“探す”機能を使うモノだと、デバイスの近くにiPhoneがないと位置情報が更新されなくなってしまうんですが、AlterLcokだとiPhoneかほかのスマホかに限らず、電波が飛んでるところでは単独で追跡することが出来るんですよ!月額費用は掛かるんですが、その分追跡範囲が広いんですよね。

支払いは、「月額プラン」と「年額プラン」を選べました。

年額は一括払いで3,960円。月額だと1ヶ月396円ですが、12ヶ月払うと4,752円掛かることになるので、年額プランの方が792円(2ヶ月分)お得です。位置情報はいつでも見れるに越したことはないのと、ちょうど2ヶ月分もお得なので僕は年額プランにしました。

ちなみに無料期間もあって、月額だと7日間無料なんですが、年額だと30日間無料になります。

Bluetoothを使って、デバイスを登録

Alterlock gen3 app 9.

アカウントを作って契約プランを選んだら、デバイスをアプリに登録。Bluetoothが必要なので、スマホのBluetoothをオンにしておきます!

Alterlock gen3 9.

デバイスを登録するためにはバッテリーが必要なので、登録前にまずは軽く充電。普段から家で使ってるケーブルで充電しました。

充電中はボタンの隣にあるランプが赤く光ります。

Alterlock gen3 app 12.

AlterLock本体のボタンを3秒ほど長押し。スマホに直接ペアリングする感じでした。

Alterlock gen3 10.

アプリに登録できました!

これで使えます。

設定はアプリから

Alterlock gen3 app 13.

アプリ画面から、ロック切り替えの他にもいろいろ細かい設定が出来ます。

アラートが鳴るとスマホに通知も来るようになっています。アラートの音量は95dBで固定されているようで、大きさを変えることは出来ないようです。ただアラームブザーが鳴る回数や、ブザー自体のオンオフは変更できます。

「検知感度」では、どれくらいの動きの大きさでアラートを鳴らすかを調整できます。種類は3パターンで、僕は一番感度が弱い“Low”にしています。

これだと風による揺れくらいではアラートが鳴らないレベルなんですが、強い風で自転車自体が動いたり倒れたりするとさすがに鳴りました。特に、自転車カバーを掛けていると、風を受けて倒れてしまうことがあります。そういう使い方の場合、自宅ではロックを掛けないことが多くなるかもしれないですね。

つまり検知感度Lowでも、揺れ次第ではアラートがなるんですね。そっと持っていかれようとしても鳴ると思うので、盗難には安心です。ただ例えば駐輪場で、隣の自転車と触れたりして倒れたりすると普通に鳴ると思います。なので僕は、ロックを掛ける場面を選びそうですね…。

他にもいろんな設定が細かくできます。今は、デバイス自体から鳴るアラートはオフにして、スマホの方に通知が来るような設定を試しています。

Alterlock gen3 app 7.

アプリには自転車自体のメンテナンス情報も記録しておくことが出来ます。

AlterLockのバッテリー充電時期をリマインダーで通知することが出来るので、充電忘れも減ると思いますね。バッテリーは3ヶ月持つので、もともと充電頻度は少ないと思います。充電のために自転車から毎回外すのは面倒だと思うんですが、モバイルバッテリーでも充電ができるので、時期が来たらモバイルバッテリーでちょっと充電しておく使い方で大丈夫です!

目立たないデザイン

Alterlock gen3 14.

僕のTOKYOBIKE 26に取り付けてみました。横から見てみるとその薄さが分かります!

Alterlock gen3 13.

薄いことで、自転車の見た目を損なわないメリットがあります。

ただ、もしもこういった盗難防止デバイスがついてると分かったとしても、ブザーが鳴ることやGPS追跡があるかもと考えるので、盗難を狙った人からしたら面倒になると思うので良いと思います。外そうと思っても特殊ネジによって外しづらいですし、壊そうとした場合、アラートブザーが鳴るようになっているようです。

Minoura 500pet 7.

ネジはそこそこの長さがあるので、例えばボトルホルダーと重ねて使うことも出来ます。

これは500mlペットボトル用のホルダー。かなり細身なのでデバイスの目立ちづらさはあまり変わっていないかもしれません。

こうして重ねて使えると、実用性も損ねないので良いですよね。

ボタンを押して簡単にロック出来ます。

Alterlock gen3 12.

本体のボタンを1回押してロックを掛けられます。もう一回押すとロック解除。ロックしている状態だと青いランプが点滅します。

ロックはアプリからでも出来るんですが、使おうと思って本体のボタンを押した時に効かないことがありました。どうやら、ロックする時にはスマホとBluetoothで繋がってないとボタンが効かないようなんですよね。その時はアプリを立ち上げて接続しなおせば使えました。

なのでロックを掛けるには、スマホの電源が入っていて、かつバッテリーがあることは前提です。ペアリング自体はされているので、接続が切れていてもアプリを立ち上げれば大丈夫です。

デバイスのロックを掛けていない時でも、位置情報は送信され続けます。ロックの切り替えはBluetoothを使うので近くないと使えませんが、GPS機能は距離が離れている時でもアプリから位置をいつでも確認できるので、少し安心できます。

物理ロックと併用するのが良いかも

AlterLock自体はすごいデバイスだと思うんですが、出来れば物理ロックと合わせて使ったほうがいいと思いました。位置情報を追跡できると言っても、アラートブザーを無視して自転車を運ぶことは出来てしまうからです。

物理ロックを掛けていれば、自転車を持ち運ばれることを減らせると思います。サドルやタイヤを外されてしまったりした時には困ると思うんですが、最悪、自転車本体を持って行かれなければなんとかなると思います。自転車を持っていかれなくても、少し揺れれば十分アラートブザーが鳴るので、自分がすぐに駆けつければ色々防げるのかもしれません。

デバイスが壊されなければ、追跡機能はかなりのモノ。基本的には物理ロックをしっかり使って、アラートとGPSを強力な保険として使うのが良いかもしれません。

あると安心できる盗難防止デバイス

Alterlock gen3 15.

「AlterLock Gen3」のレビューでした。

アラートブザーもそこそこ大きく、いきなり鳴るとびっくりするほどです。サイクルガードサービスに契約しておけば、GPSでずっと追跡できます。AlterLockをつけていなかった時と比べて、安心感はかなり増えました。

自転車も安いものではないし、盗難されてしまうことを考えたら、僕は絶対つけておきたいです。物理ロックと合わせるとさらにいいと思うので、これからもAlterLockを使っていきたいと思いました!

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