monopostを読んでいただいてありがとうございます!
高山大知(@daichihandflute)です。
僕はハンドフルートの演奏活動をしているんですが(今はなかなか活動できませんが)、実はZOOMを使ったオンラインでのレッスンも行っています。
ハンドフルートは手だけを使うので、いつも演奏の時に吹き方を説明したりするんですが、オンラインレッスンは対面でなく遠方の方にもレッスンが出来るので良いなと思い始めました。
ですが今講師をされている方で、オンラインレッスンを始めてみたいけれど実際にはどうなのかと悩まれている方もいらっしゃると思います。
僕が行なっているハンドフルートのオンラインレッスンなんですが、今月で始めてから1年経ったんですね。
なのでそういう悩みを持っている方のために、実際にやってみて良かったところを書いてみたいと思います。
遠方の方にもレッスン出来る
まず一番はこれですね。
対面だと近くの方や通いやすい方がレッスンを受けやすいと思うんですが、オンラインではとても遠くの方にもレッスンが出来ることが大きなメリットだと思います。
今僕の生徒さんで海外の方がいらっしゃるんですが、これはオンラインレッスンでなくてはレッスンが実現しなかったと思います。
僕は英語が話せないので、会話は翻訳しながらチャットをして、それに実演やジェスチャーを加えて伝えながらレッスンをしている感じです。
どうしても伝えるのに日本語よりも時間はかかってしまうんですが、そもそもレッスンを行えているのはオンラインレッスンという仕組みのおかげも大きいですね。
対面じゃなくても出来る
今受けてくださっている生徒さんで、もちろん日本の方もいらっしゃいます。
頑張れば実際に対面でレッスンするということも出来ると思うんですが、距離を考えると遠ければ遠いほど頻度は低くなってしまうもの。
それに今のコロナ禍だとなおさら。
それがオンラインレッスンのおかげで、定期的にレッスンを受けていただいているんですね。
オンラインレッスンはZOOMで行なっているんですが、どうしてもタイムラグというものが生じてしまうので、レッスン中に伴奏をするのはほぼ不可能。
ですがやってみて思ったのは、それ以外にも伝えられることは沢山あると言うことです。
今まで知り得なかった方もレッスンを受けてくれた
僕がこのハンドフルートのオンラインレッスンを告知したのはブログや動画、SNSなどでです。
なのでほとんど、いつもの発信を見ていただいている方や知り合いにしか広められないと思っていたんですが、「最近ハンドフルートを知った」とか「僕のことは知らなかったけれど検索をしたら見つけた」という方の申込みがよくあります。
これはやっぱりオンラインならではのことかもしれないと思いました。
僕のレッスンのコースには「お試しレッスン」という短い時間のものもあるんですが、「まだ音が鳴らない」「音は少し出せるけど音階が出せない」という、長い時間のレッスンを受けるには敬遠してしまいそうなところを、「オンライン+お試し」という気軽さで受けやすい・申込みしやすいというところもあるのかな?と思います。
気になるところ
こんな感じで良かったところは沢山あるんですが、気になるところも少しあるので書いておきます。
ネット環境に左右されてしまう
オンラインレッスンなので、パソコンやスマートフォンがあればどこでも受けられるのがメリット。
ですが、それに必ず必要になってくるのがネット環境です。
スマートフォンだと携帯回線でも出来るとは思うんですが、パソコンだとWi-Fiが必要なので、生徒さんそれぞれで回線速度が変わってきてしまうんですね。
今のところ通信が不安定でレッスンが出来なかったことはないので、そんなに速くなくてもいいのかもしれませんが、速度に関わらず環境自体が無い方はなかなか受けづらいこともあるのかな?と思います。
僕の場合は、初めての方はまず一度接続テストを行なって、問題なくレッスンが出来るかどうかを確認しています。
申し込みから実際のレッスンまで時間がかかってしまうこともあるんですが、この接続テストを行うことで、もし接続が上手くいかなかった時には、そもそもレッスンを成立させないということも出来ます。
伴奏が出来ない
オンラインレッスンはZOOMでのビデオ通話を使うんですが、その際にタイムラグというのがどうしても発生してしまいます。
タイムラグというのは、お互いのやり取りの時間差の事ですね。
これは普通の電話でも発生しているもので、自分の声が相手に届くまで or 相手の声が自分に届くまでには、微妙に遅れがあるんですね。
会話をしている際には気にならないというか、ほぼ気付かないものだと思います。
ですがこれが歌や楽器となってくると別。
歌や楽器のレッスンでは伴奏が必要だと思うんですが、通話の向こうの方が歌っている声・演奏している音にこちらが聴いたまま伴奏を合わせようとすると、向こうには遅れて聴こえてしまいます。
なのでZOOMで合わせて伴奏をするのはほぼ不可能なんですね。
ただ、今はタイムラグなく通話する技術も出てきているので、そういうツールを使ってみるのも良いのかもしれないですね。ですがお互いがそういう環境を整えないといけなくなってくるので、お手軽さをどうするか考える必要はありそうです。
そもそも僕は伴奏自体が出来ないので、それ以外で伝えられることを見つけてレッスンしている感じです。笑
オンラインレッスンならではの良さ
という感じで、オンラインレッスンを始めてから1年経ったので、実際にやってみて良かったところを書いてみました。
やってみると気になるところもあるんですが、オンラインならではのメリットや始めて良かったと思うことが沢山あるので、これからも続けていきたいと思います。