普段使うペンケースに、最低限のモノしか入れられなかったら、何を選びますか?
僕が使っているマザーハウスの「アンティークペンケース」は、革の質感と形をとても気に入っているんですが、スリムな形なのでたくさんのモノを入れられません。特に“長さ”をかなり抑えてあるので、今まで使っていたモノサシ(定規)が入らなかったんですよ。
モノサシって使う頻度は少ないかもしれないけど、入れておかないとなんとなく困る気がしていて、中に入る長さのモノを探していました。
すると、日頃から長く使っているダンボールカッターのデザインフィル「midori」が販売している、まさに“ピッタリ”のモノサシを見つけました。
細身の15cmモノサシ
今回買ってみたのは、デザインフィルの文房具ブランド「midori」が販売している「アルミ定規 15cm」です。
パッと見ただけでもスリムな形です。2013年度のグッドデザイン賞も受賞しているんですね。
3種類の色があるんですが、シルバーを選びました。
消えないメモリ
メモリは“レーザー刻印”になっています。メモリは指で押さえることで触れる頻度が高い部分ですが、数字とメモリが本体に刻み込まれているので、消えることなく使えますね。
特殊な“くの字”で、デスクから簡単に持ち上げられる
側面を見てみると、本体は“くの字”の形をしています。この形が、モノサシを使う時の悩みを解決してくれているんですよ。
モノサシは薄いモノが多いですが、デスクに置くと指でつまみづらくなって持ち上げづらくなるモノが多いと思います。薄いモノサシであればあるほど持ち上げづらくなり、デスクの端っこまでスライドさせてはみ出させてから持ち上げる…なんてことをしていた方も多いのではないでしょうか。
あのドツボにハマるとしつこい悩み、それをこの“くの字”だけで解決しているんですよ。
本体に刻まれたギザギザのあたりを指で上から押すと、メモリが刻まれた一辺が持ち上がります。
これで指でつまみやすくなり、簡単に持ち上げられるという仕組みなんですね。
もう持ち上げられないストレスとはお別れです。
極限まで長さを抑えられた15cmモノサシ
僕が一番嬉しかったのが、僕が使っているマザーハウス「アンティークペンケース」にも入れる事が出来たということです。
少し長さを抑えてあるペンケースなので、今まで使っていたモノサシが全く入りませんでした。ペンケースの内寸を測ってみたところ、15.5~16cmほどしかありませんでした。鉛筆の芯とシャープペンシルが融合した、pencoの「プライムティンバー ブラス」というシャープペンシルも、少しはみ出すようにして収納していたほどの長さです。
そして通常、15cmのモノサシだとしてもだいたいは端に余白があるため、どうしても15cmよりも長くなっているモノが多いと思います。入らないわけです。
ところが、このmidoriの「アルミ定規」は、長さが15.5cmだと言うではないですか。
本体を改めて見てみると、モノサシの端と端にほとんど余白がありません。左側には余白が作られておらず、端からキッチリ測れる設計。15cm側を見てみても、5mmほどの余白があるだけです。どうりでこの15.5cmという短さを実現出来ているんですね。
おかげで僕のペンケースにもドンピシャで入れる事が出来ました。
細かいニーズを汲み取るmidori
midoriは「ダンボールカッター」も使っているんですが、これも日常で使いやすい設計になっているので、長く使えています。
モノサシは、「入れておきたいんだけれどそのうち見つかるだろうし…」と思って、探すのを後回しにしていたジャンルでした。実は身近にヒントがあったんだなぁ…。
この「アルミ定規」も、ペンケースのわずかだった空間に、パズルのような収まり方をしています。
ミニマルなだけではなく、使いやすさも合わさったすごいモノサシだと思います。