記事内に広告が含まれています。

職人がひとつひとつ作るカメラストラップ、Acru『カシェ・レッタ for Leica』をFUJIFILMのカメラに。

こんにちは、高山大知(@daichihandflute)です。

僕は最近、FUJIFILMのカメラで写真を撮ることが増えてきました。

いつでもカメラで写真を撮れるようにしておきたいので、出来るだけ鞄に入れるようにしています。

使っているのはFUJIFILMのX-T4と、フォクトレンダーの35mm F1.4というレンズ。この組み合わせ自体は良いんですが、色々含めると計1kg弱と、少しだけ重たい装備なんですね。重たいということで悩みになってきたのが、カメラストラップで首にかけたときにその重さを毎回感じてしまうということです。

しばらくはCanonの軽量カメラ『EOS RP』用に買った革のストラップを付けていたんですが、結局は首掛けしなくなっていて、あまり活かせていませんでした。なのでもっとしっかり支えられるストラップで、かつ長く愛用できるモノは何かないかなと探すことに。

そこで、昔からカメラストラップを多く販売している『Acru(アクリュ)』のラインナップの中に、とても良いモノを見つけたので、今回はそれを紹介します。

スポンサーリンク

『カシェ・レッタ for Leica』

Acru forleica strap 5.

今回やってきたのが、Acruのカメラストラップ『カシェ・レッタ for Leica』というストラップです。

オンラインでは、『卉奏(キソウ)』というショップで購入することが出来ます。

これとても凄いところが、なんと12週間待ちのカメラストラップなんです。

注文を受けてから職人さんがひとつひとつ作り上げることで、時間こそかかるものの、貴重かつ大量生産品ではない独特の雰囲気をまとっています。僕がここ何年か愛用しているマザーハウスのカバンにも思っていることなんですが、作り手の想いを感じ取れるモノを手にすると、「長く大事に使えるようにしよう」と身も引き締まるような気持ちになりますね。

時間をかけて作られた一本のストラップが、7月の半ば、遥々と僕の手元にやってきました。

Acru forleica strap 1.

Acru forleica strap 3.

ポーチも付属しています。少し大きめに作られているので、ストラップだけではなくてカメラも一緒に入れて使えそうです。

クラシカルなカメラに。

Acru forleica strap 19.

早速、僕のFUJIFILM『X-T4』に取り付けてみました。

購入する前から「これはフジのカメラに合うんじゃないか」という確信で購入したんですが、やっぱり思い通り。おそろしく似合いますね!なんだか見ていると気持ちがふわふわしてくるようです。

全体の雰囲気だけでもかなり満足なんですが、細かいところにも気に入っている部分がたくさんあるので、ここから紹介していきますね。

ブライドルレザーが、独特の雰囲気を醸し出す。

Acru forleica strap 7.

カメラを支える一番長いベルト部分には、『ブライドルレザー』という革が使われています。

これは馬の装身具を想定して作られた、加工しやすく、かつ丈夫な革です。分かりやすいのが、表面の模様感。『ブルーム』という、製造過程で塗り込まれたロウが表面に現れていることで、模様のような雰囲気が出ているんですね。これは使っていくと革自体に馴染んで、自分の使い方に合わせてツヤに変わっていきます。

機能性を兼ね備えたコードバンレザー。

Acru forleica strap 24.

このストラップにはもう一種類『コードバン』という、ツヤ感が強い革が使われています。『革のダイヤモンド』と呼ばれるほど希少な革で、このストラップの場合はその雰囲気だけでなく、機能性も兼ね備えています。

Acru forleica strap 15.

内側にはバックルが組み込まれているんですが、バックルの爪が顔などに引っかからないよう、カバーの役目も果たしているんですよ。なのでファインダーを覗いたりしたときなどにも、安心して使うことが出来ます。

しかも革自体も少し盛り上がるような形になっていることで、より光沢感が分かりやすいようなパーツになっています。

Leicaをイメージした赤いリング。

Acru forleica strap 20.

使われている革とその組み合わせもかなり豪華なんですが、そこに赤いリングが備わっていることも大きな特徴です。

なぜ赤色なのかというと、このストラップは『カシェ・レッタ for Leica』の名前の通り、あの『Leica(ライカ)』のカメラをイメージしているんですね。ライカといえば正面から見た時の赤いロゴのバッヂ。そのカラーに合わせて、ストラップにも赤いリングが付いています。

このリングは、注文時に黒色にオーダーすることも可能です。しかし僕としてはせっかくの特徴なのだからと思って、そのままの色でオーダーしました。正直、僕のカメラはライカではないし、少し目立ってしまうかな…?と思っていたんですが、カメラ自体が黒を基本とした色になっていることで、良いアクセントになっています。写真ではちょっと明るく見えますが、実際は少し深みがあるような赤なので悪目立ちせず、また質感も変化していくのではと思っています。

安心感を感じる、革の厚みと太さ。

Acru forleica strap 25.

肩にかけてみたところ。

このカメラとレンズ(+アダプター)の組み合わせはだいたい1kgほどなんですが、その重さを感じないほど軽くて、しっかり支えられている気がします。

このストラップに初めて触れた時から感じていたことなんですが、ベルト部分の革がかなり厚めに作られているんですよ。

Acru forleica strap 8.

革の厚みは、手で触るとわかるほど(3mm)。この厚みによってクッション性も生まれるので、ずっと肩にかけていても重さを感じなくなっているんですね。ストラップ自体の太さは2cmほどと、細くなく太くもなく。カメラを支えやすくなっているだけではなく、小さいカメラにつけたとしても野暮ったさを感じない、絶妙な作りになっていると思います。

カメラ側のストラップ穴に通すテープ部分も、裏地がナイロンのような素材で補強されているので、壊れづらくなっていると思いますね。

おそらくライカのような、少しずっしりする(と聞く)カメラでも安心して使えるような設計になっているのかもしれません。

肩掛けできるよう、120cmオーダーに。

Acru forleica strap 26.

個人的には首掛けではなく、肩掛けをしやすいように+10cmの120cmでオーダーしました。

というのもこのストラップ、長さ調節が出来ない作りになっているんですね。つまり長さ固定なので、使い方に合わせて調節することは出来ません。元々は110cmなので、長くしたい場合はオーダーのときに決めて注文する感じです。

一度注文したら3ヶ月待ちになるので、かなり真剣に悩みました…。公式サイトでは長さの目安を考えられるページも作られているんですが、実際に使ってみるまではちょっと不安だったんですよね…。

色々調べてみた結果、肩掛けをしやすくなるように120cmでオーダーしたんですが、これは大正解でした!

僕は身長が174cmほどで、肩掛けするとだいたい腰骨の上あたりにくる感じです。注文しようと思っている方の参考になれば。

使うほど自分に馴染むのがレザーの良いところ。

Acru forleica strap 22.

このストラップに少し気になるところがあるとすれば、それは革の固さです。

少し厚みがあるように作られていることで、ストラップ自体はちょっと固めです。くるくると巻いたり出来ないことはありませんが、机の上に置いた時などは少し広がって場所を必要とする場合がありました。鞄に入れる時も、どうやって収納しようかというのは毎回ちょっと考えています。

しかし、使っていくと変化していくところが革の良いところ。丁寧に使っていくとどんどん柔らかくなって使いやすくなると思うので、これからたくさん使っていきたいと思います。

ということで、卉奏のAcru カシェ・レッタ for Leicaの紹介でした。

合わせてみるとどんなカメラにも合うかもしれませんが、とくにFUJIFILMのようなクラシック感があるカメラにも特におすすめですね。レザーが使われていることだけでなく、ひとつひとつ丁寧に作られているので、長く使えるようなモノが好きな方にもおすすめです。

僕も使っていて何か変化があれば、またお伝えしますね。

▶︎ カシェ・レッタ for Leica / 卉奏(外部サイト)

▶︎ 長さの選び方についてのご案内 / 卉奏(外部サイト)

タイトルとURLをコピーしました