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やらないより、やってみる。とりあえずでも良いから始めてみたら、それだけで人生が少しずつ動く。

始める前から、あれこれ考えてしまって、なかなか始められないことってものすごくあるじゃないですか。

僕も考え始めたら止まらないタイプ。今やっていることでも、ちょっと直したいところや変えたいところが出てくると、それをクリアしてからじゃないと継続出来ないタイプなんですよ。ブログも、あの部分のデザイン変えたいな…って思ってしまうと、そればかりになって記事を書けないみたいな感じです。

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ドリップコーヒーをやりたいと思い続けて3年経った

僕は前々から、うちでドリップコーヒーを淹れてみたかったんですよ。コーヒーの味の違いはまだよく分かってないけど、周りとか友達とかがうちでドリップを淹れてるのを聞くと、その度にいいなぁと思っていました。

でもドリップって、やっぱり道具がいるんですよね。ドリップケトル、フィルター、ドリッパー、コーヒーサーバー、豆、粉、計量器…。コーヒーこだわってる人って、道具にもこだわってるのがよく流れてきますよね。それを見るたびに「ちゃんとやるなら使いたいモノを揃えてからがいいなぁ」とか思って、3年くらいドリップやらず仕舞いでした。

実はうちにはすでに、ドリッパー、コーヒーサーバー、計量器、古いフィルターがあったんですよ。メーカーはよく分からないけれど…。あとは粉とドリップケトルを手に入れるだけで、ドリップ出来ちゃう状態だったんです。でもそのケトルに悩んでいて、バルミューダのやつ山善のやつ、どっちか欲しいなぁ〜って思っていて、結局そのままでした。

ある日考えすぎて疲れた僕は「もうなんでも良いからとりあえず使って、それから考えればいいや」と思いました。ちょうど何かで貰ったカタログギフトの本があったので、それで適当なドリップケトルを注文したんです

ドリップ始めた

一度注文してみると不思議なもので、急にモチベーションが上がってきたんですよ。届いてからというもの、ほぼ毎日ドリップでコーヒーを作るようになりました。

はやく始めればよかった。ものすごく楽しいです…。

届いてからまず道具を並べて、お湯を沸かし、ドリッパーにフィルターをセットして…。そうしてコーヒーを淹れてて思ったんですが、なんか準備とか工程を辿っていくことって最近してなかったなぁと気付きましたね。

淹れてる時もいい香りがするし、なんか目の前のことに集中している気がして、すごく良い体験なんですよ。

出来上がったものは美味しいのかどうかはよく分からないんだけど、まぁ飲めるから良いか的な感じです。まずくはないんじゃないかな…たぶん。たまに「これがエグ味か?」と思う時もあるんですけど。

完璧に入れようと思うとまた腰が重たくなると思うので、まずは色々な粉を試して、味の違いが分かるようになってみたいくらいの軽い気持ちでやってます。

こだわりは最初から出てくるものじゃない

こだわりって、最初は全くないものだと思うし、ゴールもないと思うんですよね。自分の生活とか性格とか、時間によって変わっていくものだと思います。

周りが良いと言っているモノってやっぱり欲しくなるんですよ。それこそケトルはバルミューダとか、山善とか。買ったらブログでも紹介できたりするし、最初はそういう有名なモノだけを見ていました。つまり、これを買わなきゃ始められないとか、満足できないんじゃないかと思い込んでいたんですね。本当に欲しいものがあるのに買えないから安いのを買って後悔するとかというのもあると思うので、最初から欲しいものを買いたいという気持ちは僕もあります。でもいつの間にかちゃんとした有名なモノを買わないといけないんだ、それ以外では絶対ダメなんだって思考になっていたんですね。でも、実はそうじゃなかったんですよ。

こだわりがなくても自分が好きなモノの傾向とかってある程度わかるので、デザインがいいとか、お湯の温度は調節できた方がいいとかっていう条件を並べて考えますよね。ただそこで沼にハマってしまうと、僕みたいに買えないまま時間が過ぎて、結局始められないってことになりやすいと思います。

でも大事なのは“日常のちょっとした体験が少し変わること”なんですよね。時短できたとか、効率的になったとか、毎日やることができて楽しくなったとか。本当はやりたいこと変えたいことがあっただけなのに、いつの間にかコレクションするとか、ブログで紹介したいからとか、買うこと自体が目的にすり替わっていたんだと思います。

それで自分の目当てのものを買えたとしても、それって実はこだわりとはちょっと違うんじゃないかと思うんですよね…。

だって僕はドリップをやったことがないんだし、どんなケトルが良いのかっていうのを体験として考えてきていないんですよ。良いも悪いも、あくまで他人の意見として聞いて知っているだけで、本当に良いのか、本当に悪いのかを自分で体験して考えたわけじゃない。

最近何をするにしても、僕は自分の体験が大事だと思っています。結果的に周りが言っている意見やモノにたどり着いたとしても、他人の意見を聞いただけで選んだことと、自分の体験を通して選んだことではやっぱり深みも違うと思います。

こだわりって、自分の体験で少しずつ出てくるものなんですよ。それにはやっぱり時間が必要だと思います。

出来ないやらないよりは、とりあえず始める

そういうことに気付けたから、僕はドリップを始めてみて本当に良かったと思います。

まず始めてみて日常が変わった、ちょっと楽しくなった。粉を変えてまた試してみよう、淹れ方を変えて試してみよう、温度測ってみよう、アイスコーヒー作ってみよう。始める前は出来なかったや考えもしなかったことが、今はものすごく増えました。ただ適当なモノを使い始めただけなのに、多くのことを体験できた。なんだか少しだけ、人生が明るくなったような気すらします。

今のモノを使っていって、ちょっと不満が出てきたり、他のモノを使いたくなったらその時にまた使ってみれば良いんですよ。そしたら何が違うのかを知れるし、逆に何も変わらないなってことを知れるかもしれないじゃないですか。結局みんなが良いと言っている有名なモノに辿り着いても、それまで考えてきた経験は自分だけのものなので、良いモノがなぜ良いのかだけじゃなくて、自分に本当に合うのかどうかも分かります。

やってみたいと思っていたことでも、やってみたら実はそんなに楽しくなかったとか好きじゃなかったなんてこともあると思うんですが、それもやらないと分からないことです。

やる前から考えているだけでやらないとか、準備ができるまでやらないよりは、やっぱりなんでも良いからまずはやってみることが、実は大事だと思いました。



ドリップは今のところ、ものすごく適当に入れてます。量は20gくらいで2杯分くらいを作っているけれど、お湯の温度は測ってないし、量は粉の膨らみとか色を見て目分量で淹れているし、出来上がる量も毎回違うんですが、今はとりあえず楽しいからヨシって感じでやってます。

粉も今は市販のものを3種類くらい試したんですが、やっぱ違いはよく分かってないですね。笑
UCCの職人の珈琲プレミアムっていう緑のパッケージの粉が結構濃いめで美味しかったくらいです。までも自分の淹れ方でも変わると思いますからね。飽きないうちは色々試してみようと思います。

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