今回は「第76回JABA九州大会」のHonda熊本のBブロック予選第2戦目、「三菱重工East」との対戦での写真をいくつか紹介します。
カメラ・撮影設定・現像
今回のカメラはCanon EOS RP、レンズはSIGMA 100-400mm contemporaryです。
シャッタースピードは640~2000、F開放6.3、ISOはマイナス1/3オートです。この日は晴れだったので、シャッタースピードは1/2000にして、速度が必要ない場面では遅くして感度をおさえています。やっぱり晴れてると解像度も画質も全然違いますね。
全てRAWで撮って、Lightroom classicで現像しています。基本的に水平を調整してトリミング、ホワイトバランスと露出の調整、かすみの除去をしているくらいです。
vs 三菱重工East
2戦目も北九州市民球場。8日から連戦になりました。
三菱重工Eastとの対戦は、一昨年の日本選手権で負けているのもあって警戒が高い相手です。この日の対戦は先制から始まったものの、取ったり取られたりが続き、結果的に5-7で敗北しました…。
試合前の放水。暑くなったら試合前にグランドに放水するんですが、もうそんな時期なんだなぁってくらい気温が上がりました。
鬼塚くんが目線くれてるように見える…。笑
サングラスを服で拭いている?正林マネージャーと、それを見ている弟と克弥コーチ…に見える写真。
挨拶のあとにベンチに戻っていくチームと、監督。
バックネット裏から撮ったんですが、晴れてることもあってすごい反射です。笑
もうこれを“エモさ”として言い張るしかないですね。
1回表の先制タイムリー!
ヘルメットがキラッとしてるところと、1.6倍クロップ撮影したのに綺麗に撮れてたところが気に入ってます。
キャッチャーの写り込みをどうするかっていう僕の中での課題があります。
全体を写す時はキャッチャーも写した画角にしておくと試合感が出る気がするんですが、アングルや画角次第ではこんな感じでキャッチャーの腕だけが写り込むんですよね。僕はこうなるくらいなら思い切ってアップにトリミングするか、引いてキャッチャーも一緒に写した方がいいのかな〜と思っているところです。
ちなみにこの次の宮川海斗くんもタイムリーヒットで、Honda熊本は1回から2点先制しました!
バックネット裏から撮った宏輝くんのタイムリー。
インパクト(ボールにバットを当てた瞬間)を後ろから撮りたくて撮りに行ったんですが、こんな感じに。ボールと、それを見ているっぽい審判も一緒に写ったから分かりやすくていいかもしれないですね。
ただかなり反射して白っぽくなってたので、かすみの除去で無理やり見れるようにしたんですが、これくらいが限界でした。
先発の横川楓薫くん。
この体重移動を始めた瞬間が好きで、いつも撮ってます。
4回表の江﨑くん。ヒット打って、なんか良い顔。
しかもピントも超合ってたので、AIノイズ除去して強化してみましたよ。
EOS RPで野球を撮るのは本当に久しぶりだったんですが、僕はそもそもEOS R6の性能に慣れすぎて居るんですよね。モビルスーツの性能のおかげみたいな。
RPのシャッターはなんかラグがあるから狙ってても撮りたいタイミングでなかなか撮れないし、連写も3コマくらいだからあんまり効果がないし、AFは準備しててもズレてることが多かったです…。
ただ試行錯誤しながらタイミングを測って勘で撮ってると、だんだんコツを掴んできて良い写真が増えていきました。正直ピントが綺麗に合ってくれただけで僕の中ではもう十分です。笑
あんまりEOS RPのことを悪く言いたくないんだけれども、これで野球を撮るのは本当に難しいカメラかも…と思いました。RPごめん。
ライトへ打たれたツーベースヒットのときの、ジャンプしてる卓弥くん。
パッと1枚だけ撮ってこれだったので、キャッチはできなかったかもしれないけれど、写真的には良いかな…と思って残しました。
これはフェンスの色がかなり出ているので、色被りとかすみの除去で頑張ったんですが、これくらいまで直すのが限界でした。
5回裏から登板した片山くんです。フォークを投げようとしているところをアップにしてみました。
ちょっとピントが甘くてボヤッとしてしまったので、AIノイズ除去とシャープネスで無理やり見れるようにしています。もっと綺麗に撮りたかったな…。
今大会から挑戦していることが、“その人らしい写真を撮りたい”ということです。投げているところ、守備しているところ、打席で立っているところ、ヒットを打ったところ。それをずーっと撮り続けて残すだけでも良いと思っていたんですが、最近ちょっとだけ考え方が変わってきました。
その人の決め球を投げようとしているところとか、いつもする仕草とか、本人的に決まって嬉しいプレーだったり、そういうのがもっと分かるようになると撮り方も変わるんだろうなと思います…。もちろんヒットだったり三振取ったりだったりの場面は必ず残したいと思っているので、それに加えて撮るところを増やすということです。
そしてEOS RPなんですが、バッテリーの持ちも結構厳しいんですよ。予備バッテリーは1個だけ持っているんですが、ずっと試合を撮っていると最後まで持たないようです…。なので何でもかんでも撮るのは厳しいかもしれないと思ったので、今大会では場面によって撮りたいところ(狙い)を絞って撮ろうと思って撮っています。
7回表の稲垣翔太くんのタイムリー。5回に一気に5点取られてしまって、2点差を追いかけてる場面です。
これもインパクトを撮りたくて狙ってたんですが、やっぱり一発で撮るのは難しいですね〜。ピントが合ったのでアップにしてAIノイズ除去しました。
手が離れてるから、飛ばした後かな…?
翔太くんのタイムリーで帰ってきた中島準矢くんです。すっごい綺麗…!!
続けて、古寺宏輝くんの犠牲フライで帰ってきた山本卓弥くん。同点になりました!!この日の宏輝くんはタイムリーだらけで良かったですね!
ちょっと解像度がアレだけど、山根くんも一緒にポーズを撮ってくれてるのが良いと思いませんか…?!
7回裏の盗塁刺しシーン。相変わらずフェンスの反射がすごい!
こういうとき、キャッチャー丸山竜治くんのすごい送球を撮りたいなと思いつつも、間に合わないから2塁を撮ることが多くなっちゃうんですよね。それはそれでアウトにした感が出るから良いんですけれど、もっとキャッチャーの送球をカッコよく撮りたいですね…。
盗塁するかもって時にはちゃんと気付いて、十分に準備して、そしてそれを何回も試さないとダメですね。
8回裏。
これはバッターランナーが走ったところが、走って良いところの範囲を超えてるじゃないか…とみんなで抗議してるところですね…。
なんか、3人退場!!!って言われないか不安だったんですけれど、結果的に審判の判決は変わりませんでした。これでノーアウト1,2塁に。
そういえば今年の都市対抗大会から、なんとビデオ判定がものすごく強化されてプロ並みになるそうです。
バント処理の片山くんを撮ったんですが、パッと撮ったのにこの日一番じゃないかってくらいピントが合って、土埃と動き、腕の描写で力強い写真になった気がします。
これはバッターの1塁ゴロで、飛び出しかけた3塁ランナーを刺そうとした場面ですね。
正直ぜんぜん間に合ってなかったんですが、翔太くんの「アウトーッ!!!」って叫びが耳に残ってるんですよ。ね、何か起こってるかもしれないからね。
これもパッと撮ったんですが、逆光なので土と煙がすごいですよね。よく見ると舞い上がった土も1粒1粒がちゃんと写ってます。すごい。こういうのが撮れちゃうと、EOS RPも良いねぇと思えますね。
ただ画角が惜しい。下の余白が無いっすね…。
そのあと、2点追加で取られて「あーっ!!!」って言ってる片山くんです。泣けます。
という感じでこの試合は5-7で負けてしまいました。三菱Eastは3勝になったので、Honda熊本の決勝トーナメント進出はこれで無くなってしまったんですよね。
でもすごく良い試合だったと思うし、次は絶対に勝つところを見たいです。
写真は試合が終わったときの正林マネージャー。サングラスに始まって、サングラスに終わる。
次の3戦目は、KMGホールディングスとの対戦です。
Bブロック予選第3試合 vs KMGホールディングス
▶︎【第76回JABA九州大会】Bブロック第3戦、Honda熊本の写真 / Honda熊本 vs KMGホールディングス in 北九州市民球場 2024年5月10日