こんにちは、高山大知(@daichihandflute)です。
僕はこのブログで、家の中で使うモノ、外に持って行って使うモノ…色々紹介してきました。今まで出来ないことが出来るようになったり、新鮮な気持ちになったりするのが好きなので、これからも色々なモノに触れていきたいです。
外に出かける時は、荷物が多くなる時ももちろんあるけれど、出来るだけ何も持たずに出かけたい時もあると思います。その中で、おそらく必ず持ち歩くことになるであろうモノの一つが、『鍵』。家の鍵とか、自転車の鍵とか。最近はそれがスマホだったりすることもあると思うんですが、僕は必ず物理の鍵を持ち歩いています。
カバンの中にも『キーケース』としてまとめて入れているんですが、今年はちょっと気分を変えたいと思ったので、そのキーケースも新しいモノを使ってみることにしました。
まるい革で包むキーケース

やってきたのは、こんな、ちょっと心が優しくなれそうな袋に入ったモノ。
『Hender Scheme(エンダースキーマ)』というメーカーのキーケースを買ったんですが、梱包が丁寧なところから嬉しくなって、思わず写真をいくつか撮りました。


封筒に入っていたのは手紙と、メーカー名が型押しされたナチュラルカラーの革。メッセージは真ん中に小さめに書いてあるんですが、なんだか余白が多いことで、落ち着いた印象を受けました。何に使ったらいいのかは分からないけれど、一緒に革小物?が入っているところが、なんとなくオシャレな感じもします。せっかくなのでまた封筒に戻して、保管しておくことにしました。


封筒の中には、革…というか、今回購入した“一枚”のキーケースが。
こうして封筒の中に入れてあるキーケースなんて、あんまり見たことがありませんよね。専用に作られたような箱に入っているのも好きなんだけれど、こうして封筒に入れられているのも、なんだかとてもひとつひとつを丁寧に梱包しているような感じがして好きです。

少し緊張しながら触れてみると、思ったよりも分厚めの革になっていることに気が付きました。質感がとても良いです。
circle

今回購入したキーケースは、『circle(サークル)』という名前。この通り、まるく形取られた革のキーケースです。


上の方には輪っかになったワイヤーが通っていて、3つのホルダーが付いています。
ワイヤーは編み込みになっていることで、柔らかい革にも少し固さがプラスされてアクセントになっている気がします。


ホルダーは留め具をくるくると回すことで外せるようになっています。このワイヤーは意外と固めに出来ているので、丈夫そうです。
まるい革に、まるいワイヤーという、まるい形が連なっている面白いデザインですよね。
僕の使い方

僕がこのキーケースで持ち運びたいモノはこちら。
家の鍵と、いつも使っている『サムティアス』という携帯靴べら。
▶︎キーケースに付けられる携帯靴べら「SAMTIAS」で、とにかく靴が履きやすくなった。 | signature – シグネチャー

こんな感じに組み合わせました。
付属のホルダーに付けても良いんですが、ワイヤーに通す形にしました。靴べらの方は少し大きいので、ホルダーにつけるとキーケースの下側からはみ出してしまうんですよね。なのでワイヤーに直接通して、キーケースに収まるようにしています。

そしてまとめるときには、備わっているギボシで留めて、革で包むようにします。
使っていない時は真円、まとめた時は半円という形になるところは、まるでお月様が表情を変える様ですね。
作りとしてはとてもシンプル。最近のキーケースは、変形ギミックがあったりカッコいいモノもあったりします。僕はそういうモノも良いなと思っているんですが、こうしてシンプルながらもちょっと表情が変わったりするモノはやっぱり好きですね。

カバンに入れる時には、いつも使っている表のポケットに入れる感じです。
このポケットに入れていると、使いたいときにすぐ取り出せてとても便利なので、いつもキーケースを入れています。

ただこのcircleというキーケースだと、ここに入れた場合ちょっと膨らむ感じがありますね。
今までのキーケース(dripのPRESSo Holder)だともうちょっと薄かったんです。使い方は同じような感じのキーケースなので、この新しいキーケースでも同じ場所でいけると思ったんですが…。
入らないことはないんですが、ちょっとカバンが無理するようだったら別の場所に変えたいと思います。とりあえずは、このまま…。

帰ってきて使わない時には、カバンから取り出して開いて置いておくことにしました。
革を休ませるという意味もあるんですが、なんだかこの革が、鍵置き場的な、マット的な感じになると思いませんか??
隣には自転車の鍵も一緒に置いています。ひとつのキーケースにまとめない理由は、必ずしも自転車に乗って出かける時ばかりではないからです。つまり自転車に乗る時はひとつ持ち物が増えてしまうんですが、まぁこのくらいなら全然大丈夫。自転車の鍵につけているキーホルダーも細身でちっちゃくてあんまり邪魔になっていないんですよ。
▶︎自転車の鍵にぴったりのキーホルダーを見つけました。 | signature – シグネチャー
大切に使うからこそ出てくる味

今まで使っていたキーケース、dripというメーカーの『PRESSo Holder』と並べてみました。ブラウンの革に真鍮素材を組み合わせてある、シンプルでカッコいいキーケースです。
▶︎dripの経年変化する革製キーケース「PRESSo Holder(モカ)」 | signature – シグネチャー
『drip』は、堀口英剛さんと平岡雄太さんが立ち上げた会社。堀口さんを知っている人はこのエンダースキーマのキーケースも知っている人が多いと思います。なぜなら堀口さんが昔使っていたキーケースが、このエンダースキーマのcircleだからですね。僕も堀口さんのブログを読んだりしていたので、このエンダースキーマのキーケースのことは以前から知っていました。
僕は堀口さんのモノの選び方とか語り方が好きで、見ているとすぐ使ってみたくなるんですよね。
ただ今回はもっと他のところも知りたいなと思いました。そこそこ時間をかけて、長く使えるように自分に合うモノを色々探してみたんですが、結局はこのcircleに落ち着くことに。笑
僕の調べる能力がそんなに高くないということもあるんですが、いざ色々調べてみると自分の使い方に合いそうだったり、使いたいと思うモノってやっぱりそんなに多くなかったんですよね。それでエンダースキーマというブランドについて調べているうちに、モノづくりの理念が良いなと思って、使ってみることにしたという感じです。

このキーケースは色々なカラーが展開されているんですが、僕はこの『ナチュラル』を選んでみました。たとえばツヤ感を味わいやすいブラックや、今までの様に持ってるモノに合わせてブラウンを選んだりすることも考えたんですが、今回はこのカラーに。
今回このキーケースを選ぶとき、また出来るだけちゃんと丁寧に使って、綺麗に経年変化させたいと思いました。革モノの良いところは、“経年変化で出てくる味”だとよく言うし、僕もこのブログでは革モノについて色々書いてきました。ただそういった経年変化による味は、丁寧に使ってこそ出てくるものもあると思っているんですよ。自分の使い方が良くも悪くもしっかり表れるのがこの革モノの特徴だと思うし、適当に雑に使うことで出てくる味もあるとは思うんですが、僕としてはちゃんと使いたいんですよね。
そう考えると、このナチュラルというカラーは、綺麗に使うのがかなり難しい色だと思います。笑
手でたくさん触れるモノだから色味はすぐ変化すると思うし、傷も結構目立ちやすい気がします。ならなぜこのカラーなのかというと、僕的なちょっとしたチャレンジですね。この色味でも、きちんと綺麗に経年変化させることはできるのか?という…。
最後はブラックと迷ったんですが、選んだのはナチュラルでした。

僕が持っている革モノで一番多いカラー、ブラウン。表情やツヤが表れやすくて楽しいカラーなので、何か革モノを買う時にはついつい選んじゃう色なんですよね。しかし、正直今までのキーケースは手入れをあまりせず、ほぼそのまま使ってきてしまいました。もっと手入れをコツコツしていれば、また違った色味になっていたかも。
新しいキーケースも、ここから汚してしまうのはちょっと怖いですね。
しかしモノは使ってこそだと思うので、今回はちょっと気を使いつつも、色々なところに持って行ってたくさん使いたいと思います。

ということで今回は、新しくやってきたエンダースキーマの『circle』というキーケースについて、色々語ってみました。
このブログを書く前にYouTubeで動画を作ったんですが、動画では語れなかったところを書けたりしたので、記事を書くのも楽しかったです。もしよかったらYouTubeの方も観てもらえると嬉しいです。