3月13日に、ひとよし森のホールの「レコード鑑賞会」に行きました。
![](https://mono-post.com/wp-content/uploads/2022/03/IMG_3014-768x1024.jpg)
ひとよし森のホールにある「TANNOY アーデン」で、LP盤・CDを聴こうという内容のものです。
![](https://mono-post.com/wp-content/uploads/2022/03/IMG_3013-768x1024.jpg)
”音楽を聴く”ということを見直す
![](https://mono-post.com/wp-content/uploads/2022/03/0M8A2228-1024x683.jpg)
こちらが今回のホールの様子と、スピーカーの「TANNOY アーデン」
音響機器の操作・説明は、親戚である山口さんがおこなっていました。
![](https://mono-post.com/wp-content/uploads/2022/03/0M8A2195-1024x683.jpg)
僕はLP盤を聴くのは初めてで、機器のそれぞれの役割や歴史・メーカーなどについても説明してくれました。
聞いた説明をまた自分で出来るかというと…全く出来ないんですが(笑)、それでも奥深さを感じることが出来ました。
LP盤というのはロングプレイイングの略で、1分間33回転の速度で回します。
レコードとEP・シングル盤についてはほとんど知らなかったんですが、回転数が違うんですね。
![](https://mono-post.com/wp-content/uploads/2022/03/0M8A2215-1024x683.jpg)
今回の機材でレコードを聴く際は、こういった重しのようなもの(名前を忘れました)で、軽くレコードを抑えていたんですが、これはレコード自体の歪みなどを少し抑えてあげる役割があったそうでした(たしか)
![](https://mono-post.com/wp-content/uploads/2022/03/0M8A2214-1024x683.jpg)
EP(エクステンデッドプレイング)盤の大きさで、1曲だけ収録されているものがシングル盤というそうで、これは1分間に45回転。
山口さんが集めた名盤を色々聴かせてもらえました。
![](https://mono-post.com/wp-content/uploads/2022/03/0M8A2198-683x1024.jpg)
レコードを聴く機材はテーブルとスピーカーだけだと思っていたんですが、ヘッドアンプやプリアンプなどを通して、音の増幅などを行うセッティングになっていました。
![](https://mono-post.com/wp-content/uploads/2022/03/0M8A2199-683x1024.jpg)
カートリッジといういわゆる「針」の部分。
見えますか?
レコードを聴く時に当てる針は、見えるか見えないかくらいの小ささでした。
![](https://mono-post.com/wp-content/uploads/2022/03/0M8A2200-1024x683.jpg)
レコードを回し始め、針を乗せる時はかなり慎重さです。
置くか置かないかくらいの慎重さ。
![](https://mono-post.com/wp-content/uploads/2022/03/0M8A2204-683x1024.jpg)
アンプには真空管を使っていたんですが、仕組みはよく理解できませんでした…(残念な理解力)
![](https://mono-post.com/wp-content/uploads/2022/03/0M8A2223-1024x683.jpg)
![](https://mono-post.com/wp-content/uploads/2022/03/0M8A2227-1024x683.jpg)
セッティングされた機材では、CDも聴けるようになっていました。
白鳥恵美子さんの「アメイジンググレイス」を、LP盤とCDで聴き比べしてみることに。
![](https://mono-post.com/wp-content/uploads/2022/03/0M8A2206-1024x683.jpg)
正直…違いを聴き比べるのは難しいですね。
思ったのは、CDというのは音質は綺麗なんですが、LP盤の”リアル感”といいますか…それがすごくいいなと思いました。
「lo-fi」というジャンルがありまして、わざと昔の音を使ったり、音を歪ませたり、ノイズを足したりしてレトロ感を出している音楽なんですが、LP盤で聴いた時の音に混ざる”チリチリ”という音などは、本物のノイズなんですよね。
ノイズなどはLP盤の保存状態などでも変わってくるみたいなんですが、そのレコード自体から音を”抽出”する感じが、とても良いなと思ったんです。
こうして見ていると、CDというのも文明の利器なんだけれども、ディスクをセットしてボタンを押すだけと考えると、なんというかあっけない感じもするなと思います。
![](https://mono-post.com/wp-content/uploads/2022/03/0M8A2208-1024x683.jpg)
僕はレコードではなくCDも持ち込んでみました。
一度レコードを聴くと「これはCD流してる場合じゃないな」と思ったんですが、山口さんが”魔女宅”のルージュの伝言を聴き比べてみたいということでセット。
![](https://mono-post.com/wp-content/uploads/2022/03/0M8A2210-1024x683.jpg)
![](https://mono-post.com/wp-content/uploads/2022/03/0M8A2211-683x1024.jpg)
![](https://mono-post.com/wp-content/uploads/2022/03/0M8A2212-1024x683.jpg)
![](https://mono-post.com/wp-content/uploads/2022/03/0M8A2213-1024x683.jpg)
他にも岡田鉄平さんのヴァイオリンを聴いたり。
![](https://mono-post.com/wp-content/uploads/2022/03/0M8A2219-1024x683.jpg)
ファミコン「MOTHER」のサントラから「エイトメロディーズ」を聴いたり。
![](https://mono-post.com/wp-content/uploads/2022/03/0M8A2221-1024x683.jpg)
いろいろCDを聴いてみて、確かに音質は良いし迫力もあったんですが、なんだかLP盤を聴くことの方が魅力に感じた日でした。
レコードを聴く機会はもっと増えて良い
![](https://mono-post.com/wp-content/uploads/2022/03/0M8A2225-1024x683.jpg)
今はCDではなく、Spotify、Apple Musicなどの音楽サブスクアプリで聴くことも増えました。
やっぱりイヤホンがあって、外でもどんな時でも聴けて、誰でも手軽に音楽を楽しめる時代にはなったのだと思います。
僕もSpotifyにはお世話になっています。
ですがこのレコードから音を取り出して聴くという行為は、なんだか忘れられていくのは良くないことだと感じました。
今の若い人にこそ、このレコードで音楽を聴くということを、まずは体験してみてほしいなぁと思いました…!
4月も行う予定みたいです。
お近くの方はぜひ「ひとよし森のホール」へ!